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医療法人社団 医創会 セレンクリニック名古屋 - がん免疫療法 “樹状細胞ワクチン療法” クリニック

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免疫療法・がん治療トップ > 「光がん免疫療法」(マルチレーザーシステム)を東海地区で初めて導入。

光がん免疫療法

免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボ)について、ご相談を承っております。

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■光がん免疫療法

がん細胞の光による破壊と、がん細胞に対する免疫強化のダブルの効果が期待できる、最新の治療法です。

MLDSの写真.png 200805 光がん治療青レーザー写真.png 200805 光がん治療赤レーザー写真.png

 

■治療内容

がん組織のごく近くにレーザー光をあてて腫瘍を破壊し、その後周囲に散らばったがん細胞のかけらによって全身の免疫細胞させることで他のがん細胞も駆除させる、2つの作用をもつ治療法です。

これはアブスコパル効果といいまして、一箇所の腫瘍を治療することにより、免疫システムが活性化されて他の腫瘍を認識し、攻撃するといった現象です。「アブスコパル効果」という言葉がPubMed科学出版物データベースで言及されたのが、10年前にはわずか4件でしたが、2019年にはなんと120件近くまで増えている今注目の研究テーマです。このアブスコパル効果、光免疫療法より先んじて放射線療法において研究が進んでいる分野ではありますが、光免疫療法もこのアブスコパル効果が期待できる治療の一つとして注目されています。

当院の光がん免疫療法では、MLDS(マルチレーザーデリバリーシステム)という医療レーザー機器を使用します。外部からはもちろん、0.5ミリのファイバーを使って静脈血管内からも照射が可能で、腫瘍周辺に多方向から集中的にレーザー光を当てることができます。

 

■がんだけを攻撃するレーザー治療

治療には、リポソーム加工した光感作物質と低出力レーザーを使用します。 光感作物質とは、レーザー光を当てることによって、周囲にエネルギーを放出し、酸化反応を起こす色素になります。これを、がん細胞にのみ蓄積する脂質の膜に包んで、100nm(ナノメートル)くらいの大きさに加工(リポソーム化)します。

 

次にリポソーム化された光感作物質を点滴にて静脈に投与します。静脈内の光感作物質は、がん周囲の血管の特徴によりがん細胞に集積されます(EPR効果)。

 

光感作物質を点滴後に、腫瘍の近くにレーザー光を照射します。がん細胞などに蓄積した光感作物質がレーザー光に反応して、周囲にエネルギーを放出します。その際、光感作物質の周辺に酸化反応が起こり、周辺の酸素が過酸化物質に変わります。過酸化物質に取り囲まれたがん細胞は死滅します。 なお周辺の正常細胞には、過酸化物質を解毒するオキシダーゼという酸化酵素が備わっているため、過酸化物質による影響は受けません。

 

■がんを破壊するだけなく、免疫も高める

光がん免疫療法は、免疫を落とすことなくがん細胞を破壊し、さらに免疫を刺激するように破壊されていくので(免疫原性細胞死)、免疫細胞の働きを高めることが報告されています。

 

前述のとおり、免疫が強化されることにより、レーザー光を当てた位から離れたところにあるがん細胞が縮小するアブスコパル効果が期待されます。また、レーザー光で幹細胞を破壊し、さらなる治療効果の向上を狙います。一度の治療で長期間の効果が期待できるのも特徴です。

  

■当院の免疫治療と高い相乗効果が期待できる

光がん免疫療法は、当院で行っている「樹状細胞ワクチン療法」や「免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボ・ヤーボイなど)」との相乗効果を期待して用います。レーザー光により、がんが破壊されるとがん組織から大量のがん抗原が放出されるので、樹状細胞が自己がん抗原を認識して活用することができるようになります。これによりがんだけを攻撃する特異的免疫が強化されます。さらに免疫チェックポイント阻害剤で免疫のブレーキを解除することにより、がんだけを攻撃する理想的な併用治療になります。

  

■光がん免疫療法の適応

適応するがんの種類

甲状腺がん 皮膚がん(メラノーマ) 乳がん 口腔がん 咽頭がん など レーザー光が届く体表面近くに存在するがん

※脳腫瘍・骨腫瘍など、レーザー光の届きにくいがんは適応外です。詳しくはお問い合わせください。

  

■光がん免疫療法が適応とならないがんについて

光がん免疫療法と同等もしくはそれ以上の効果が期待できる治療として放射線免疫療法があります。放射線免疫療法はセレンクリニックグループ独自のプロトコールで、連携医療医療機関で実施するアブスコパル効果を期待した放射線療法です。

詳しくはお問い合わせください。

  

■こんな方が受けられています

・副作用が少ないがん治療をご希望の患者さま

・末期がんの患者さま、難治性がんの患者さま

・抗がん剤や放射線治療との併用を考えられている患者さま

  

■光がん免疫療法のリスク・副作用

・点滴の際に、まれに皮下血腫・神経損傷などの合併症が起きることがあります。

・治療後、悪寒戦慄などをおこす可能性があります。

・全てのがんが適応となるものではありません。

  

■治療の流れ

STEP-1 カウンセリング

医師が状態を診断し、治療の内容について詳しくご説明いたします。

 

STEP-2 治療前の検査

治療を受けられるかどうか判断するため、検査採血を行います。

この時に光がん免疫療法が良いか、放射線免疫療法が良い適応か判断します。

 

STEP-3 光感作物質の投与

リポソーム加工した光感作物質を点滴投与します。

 

STEP-4 レーザー光照射

血管内もしくは腫瘍近傍の皮下からレーザー光を照射します。

 

STEP-5 治療効果の評価

1セット治療の終了後に、治療効果を評価します。

  

■光がん免疫療法の費用

1回        300,000円

6回        1,800,000円

※全て税別表記になります。

※放射線免疫療法の費用については別途ご相談ください。

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