愛知の免疫細胞治療センター/セレンクリニック名古屋 - 厚生労働省登録の細胞培養加工施設(施設番号:FC4140013)-

医療法人社団 医創会 セレンクリニック名古屋 - がん免疫療法 “樹状細胞ワクチン療法” クリニック

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ニュース&トピックス

ニュース&トピックス 平成28年

テラの免疫療法、がんの縮小や進行停止など約7割 医学専門誌「癌と化学療法」に掲載 - 平成28年12月19日

セレンクリニックが技術導入しているテラ株式会社からの報告です。


今回の研究では、テラ社の提携医療機関である新横浜かとうクリニックにおいて、 テラの樹状細胞ワクチンを5回以上投与した膵臓がん、大腸がん、肺がん、胃がんを始めとする進行がん患者55名の治療成績を解析し、評価されています。樹状細胞ワクチン療法のみの患者は29名、 その他は、他治療(抗がん剤、放射線等)と併用しています。結果は、がんが全て消失した患者が5名(うち膵臓がん2名、肺がん1名、胃がん1名、その他のがん1名)、 がんが30%以上縮小した患者が12名(うち膵臓がん1名、大腸がん2名、肺がん1名、胃がん4名、その他のがん4名)、 がんが増悪せず安定した状態の患者が21名(膵臓がん3名、大腸がん4名、肺がん1名、胃がん1名、その他のがん12名)でした。
本研究において、がんの縮小や進行停止など何からの効果があった可能性(疾患制御率)は約7割という結果となっています(以下表ご参照)。


※本論文における55名の解析結果
この評価は、RECIST基準による評価です。RECIST評価とは、抗がん剤の腫瘍縮小効果を判定するための国際基準で、標的となる病変の最長径の長さを測定し、その和を算出して、腫瘍縮小効果の判定に用います。


本論文における55名の解析結果


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当クリニックが技術提供を受けているテラ株式会社の子会社であるテラファーマ株式会社が和歌山県立医科大学と医師主導治験に関する契約を締結~日本初の膵臓がんに対する再生医療等製品としての承認取得を目指す - 平成28年12月13日

当クリニックが技術提供を受けているテラ株式会社の子会社 テラファーマ株式会社(所在地:東京都千代田区、代表:宮澤 準一、以下「テラファーマ」)は、 公立大学法人 和歌山県立医科大学(所在地:和歌山県和歌山市、以下「和歌山県立医科大学」)と 医師主導治験の実施に係る契約を締結しましたので、お知らせいたします。


★テラ株式会社プレスリリース

https://www.tella.jp/company/release/2016/12/1423/


<掲載新聞>

・セレンクリニックが技術を導入しているテラ株式会社が読売新聞に取り上げられました。
県立医大「樹状細胞」療法 治験へ

http://www.yomiuri.co.jp/local/wakayama/news/20161207-OYTNT50299.html


・セレンクリニックが技術を導入しているテラ株式会社が朝日新聞に取り上げられました。
免疫の「司令塔」使い、膵臓がんを治療 和歌山県立医大

http://www.asahi.com/articles/ASJD82Q30JD8UBQU00G.html


・セレンクリニックが技術を導入しているテラ株式会社が紀伊民報に取り上げられました。
膵臓がんワクチン治験へ

http://news.goo.ne.jp/article/agara/region/agara-325665.html


・セレンクリニックが技術を導入しているテラ株式会社が高知新聞に取り上げられました。
膵臓がん免疫療法の治験へ 和歌山県立医大

https://www.kochinews.co.jp/article/66900/


・セレンクリニックが技術を導入しているテラ株式会社が岐阜新聞に取り上げられました。
膵臓がん免疫療法の治験へ 和歌山県立医大

http://www.gifu-np.co.jp/news/zenkoku/health/CO20161207010014131801231A.shtml


・セレンクリニックが技術を導入しているテラ株式会社が京都新聞に取り上げられました。
膵臓がん免疫療法の治験へ 和歌山県立医大

http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20161207000105


・セレンクリニックが技術を導入しているテラ株式会社が共同通信に取り上げられました。
膵臓がん免疫療法の治験へ 和歌山県立医大

http://this.kiji.is/179156020646561268?c=39546741839462401


・セレンクリニックが技術を導入しているテラ株式会社がわかやま新報に取り上げられました。
がん免疫療法確立へ国内初治験 県立医大

http://www.wakayamashimpo.co.jp/2016/12/20161207_65727.html


・セレンクリニックが技術を導入しているテラ株式会社が上毛新聞に取り上げられました。
膵臓がん免疫療法の治験へ 和歌山県立医大

http://www.jomo-news.co.jp/ns/2016120701001413/news_zenkoku.html

「医療相談」価格改定のお知らせ - 平成28年12月1日

この度、これまで有料にてご案内しておりました


「医療相談」を初回無料(2回目以降から有料)にてご案内することとなりました。


平成28年12月12日(月)よりご相談頂く方へご案内致します。


宜しくお願い申し上げます。

年末年始休診のお知らせ - 平成28年11月21日

12月29日(木)~1月3日(火)まで、休診とさせていただきます。


年始は、1月4日(水)から通常通り診療いたします。


休診中にご連絡いただいた『医療相談』等のお申し込み、診療予約等につきましては、

1月4日(水)以降に確認のご連絡をさせて頂きます。


宜しくお願い申し上げます。

名古屋市がん治療講演会 がんになってもあきらめない!『消化器がんの最先端治療』において、セレンクリニック名古屋 小林 正学院長が講演を行いました - 平成28年11月7日

2016年11月5日(土)に開催された、名古屋市がん治療講演会 がんになってもあきらめない!『消化器がんの最先端治療』において、標準治療の立場より名古屋徳洲会総合病院 今神 透 先生が、免疫療法の立場よりセレンクリニック名古屋 小林 正学 院長が講演を行いました。


今神先生は、負担の少ない腹腔鏡を用いた最新の外科手術の症例を中心に、腹腔鏡を用いて治療されている実際の様子を動画にて詳しく紹介されていました。ご参加者の方々も熱心に観察されておりました。


小林院長は、樹状細胞ワクチン療法や免疫チェックポイント阻害剤の最新治療に加え、免疫療法と標準治療等との集学的治療の重要性について講演されました。特に、放射線治療により体内の免疫力が刺激され、自身の免疫力がより強化されるという報告を紹介され、放射線治療と免疫治療を併用することにより、相乗効果が得られる可能性があるとのことでした。


当日は多数の患者様やそのご家族の方々がご参加され、講演会後も様々な質問を多くいただき、盛況のうちに閉会いたしました。


当医療法人では、この期待に添うべくより一層の研究を重ね、より多くのがん治療でお悩みの患者様のお役に立てるよう取り組んで参ります。


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患者さまインタビューvol.05 - 平成28年11月1日

患者さまインタビュー vol.05

主治医から膵臓癌のステージ4と言われながらも "なるようになる" と気持ちを切り替えて、最善の治療を自分で調べてがんと向き合ったHHさん。自分で探した樹状細胞ワクチンを受けることにより、長期にわたり膵臓癌が縮小したままコントロールされています。現在は抗癌剤を受けながら家庭菜園やボーリングなどで自分の時間を楽しんで過ごしています。そんなHHさんに、治療の経過やご自身の選択についてお聞きしました。

HHさんの治療の経緯

ステージ4と診断されても

主治医から膵臓癌のステージ4と言われたときに、自分は落ち込まなかったですね。 "なるようになるさ"と思いました。それよりも家内の方があわてふためいちゃって大変でした。自分はこれまでやることはやってきたし、今さら癌と診断されても受け入れようと思いましたよ。普通は落ち込んだりするんでしょうけどね。

HHさん

自分にできる最善の治療を調べてなんでもチャレンジ

落ち込まないと言っても、癌の治療をあきらめたわけじゃないですよ。わたしは自分ができる治療をネットで色々と調べました。手術も考えていたので、手術が有名な病院を調べて、そちらの病院へ転院しました。それに陽子線治療や重粒子線治療なども自分にできるか調べましたね。やっぱりできる治療はやりたかったので。

樹状細胞ワクチン療法の事は知っていました。実は家内も乳癌を患っていて、信州大学で樹状細胞ワクチンを受けていたんですよ。ただ、家から信州大学まですごく遠いので私は家の近くで同じ治療を受けることができるセレンクリニック名古屋を選んだんです。

主治医からのアドバイスを聞いて受けようと決めた

私が樹状細胞ワクチン治療を知った当時は、まだ免疫治療がここまで注目されていませんでした。普通は樹状細胞ワクチンを受けたいと言ったら主治医はいい顔をしないだろうなと思っていましたが、主治医は思いのほか賛成してくれたんです。その先生は免疫治療についての知識が多少あったようです。そして、その時に「樹状細胞ワクチンが保険診療になるなら膵臓癌からだろう。」と教えてくれました。この言葉が私を後押ししてくれて樹状細胞ワクチン治療法を受けようと決めました。

家庭菜園やボーリングが楽しめる毎日

いろんな治療が良く効いて、おかげさまで今は趣味の家庭菜園やボーリングをして楽しんでいます。仲間からは「お前、本当に癌なのか?」と不思議がられます。今も抗癌剤はジェムザールというものだけを続けていますが、副作用はほとんどないですね。身体は元気だし本当に癌だったんでしょうか?でも、診断されたときには顕微鏡の検査で「膵臓癌」と診断されているので、やっぱり癌だったんでしょうね。

いまは本当に普通の生活が出来ています。時々遅くまでボーリングをしてしまい、朝起きるのが遅くなることもありますし、お酒も飲んでいます。始めの頃は「お酒はいかん、あれを食べちゃいかん、規則正しい生活をしなきゃいかん。」と言われて大変でした。今は好きなことをしてストレスなく過ごすことが出来ています。食事についてはほとんど気にせずに何でも食べています。いっとき、本に書いてある食事療法も考えましたが、自分が続けられる自信がなかったのでやっていません。私はこんなに元気に過ごせているので、自分にとって食事療法はあまり関係なかったかもしれませんね。

主治医は免疫治療の効果を認めたがらない

何人か主治医は変わっていますが、膵臓癌のステージ4で3年6カ月も生存しているにもかかわらず、今の主治医もなかなか免疫治療の効果を認めたがらないですね。ただ、最近は主治医が「自分たちは免疫治療が良かったとは言えない。」「誤診だったと思うくらい良い経過ですね。」と話をされます。公的な病院の先生なので立場上、免疫治療を認める訳にはいかないでしょうけど、暗に免疫治療の効果を認めてくれているようです。

私も樹状細胞ワクチンを受けて良かったかどうか自分では判断できませんが、普通の膵臓癌のデータと比べてみると、樹状細胞ワクチンがやっぱり効いているんでしょうね。

落ち込むのが一番いけない

これまでを振り返って、やっぱり落ち込むのが一番いかんですね。私はできるだけ落ち込まないように心掛けてきました。ここのクリニックに来て先生と話をしてストレス解消していくのもよかったし、周りの仲間とのつながりも大きかったです。

あと、「癌は治るもんだ。」と思いこむことも大事だと思います。ただ、ちゃんとやるべきことをやらないとダメです。がん放置療法というものもあるようですね。確かに楽かもしれませんが、何も治療をしないのであれば「癌が治る。」という気持ちを保つことはできませんよね。

その他、皆さんにアドバイスするとしたら「意識して食べること」です。私は放射線をかけている時も意識してご飯を食べるようにしていました。放射線をかける前にはしっかりと食事をしてから受けていましたよ。やっぱり、人間はしっかりと食べることができないと弱っていきますからね。

今は本当に調子がいいので癌で死ぬというイメージが持てないくらいです。残っている樹状細胞ワクチンはセレンクリニック名古屋で保管してもらっていますが、半年ごとくらいにゆっくりと続けていこうと思っていますよ。

セレンクリニック小林先生のコメント

HH様の言葉で最も印象深いのは、"なるようになるさ。でもあきらめたわけじゃなく、できる治療を調べて最善を尽くす。"という言葉です。
人間は経験したことがないことについて不安に思いますし、頭の中で一生懸命考えますが、癌との戦いは先が見えないものです。そのため、いくら考えても答えが見つからず、常にネガティブな感情のまま闘病をすることになってしまいます。このような状態は免疫にとって良いとは言えません。HH様のように、少し気持ちを切り替えつつ自分にできる最善の方法を調べてチャレンジするというのが癌とのいい付き合い方なのかもしれません。

お問い合わせ・ご相談

テレビ愛知の情報番組「はちまるご」で、当医療法人 セレンクリニック名古屋 小林正学院長が紹介されました - 平成28年10月6日

10月6日(木)8:05~8:15に放映されたテレビ愛知の情報番組「はちまるご」のコーナーで、

当クリニック院長 小林正学先生が紹介されました。


 

2016年9月17日(土)に市民向け講演会が 名古屋市立大学で開かれました 。

「がんに負けない! あきらめないがん治療2016 ~最先端の免疫治療と放射線治療~」

 


講演会では、がん治療の最前線で活躍する各専門医が、最新のがん治療法についてわかりやすく解説される中、小林先生は「樹状細胞ワクチンを用いた、新たな集学的治療」を テーマに、1300症例を超える 治療経験を通じて、新たな集学的治療を実際の治療例とともに講演をしました。


 

本年で4回目となるこの講演会は回を重ねるごとにご参加者のがん治療に対する意識も高まり、

集まったおよそ200人の来場者も、メモをとるなどして、熱心に聞き入っておられました。 

 


当法人では、この期待に添うべくより一層の研究を重ね、より多くのがん治療でお悩みの患者様のお役に立てるよう取り組んで参ります。

患者さまインタビューvol.04 - 平成28年10月1日

患者さまインタビュー vol.04 がんになっても落ち込まない 日常生活を送りながら家族と一緒にがんと付き合っていく

主治医から治療法がないと言われましたが、自分に出来る治療を調べて、家族と一緒にがんと向き合ったAAさん。家族から勧められた樹状細胞ワクチンを受けることにより、体調も回復し、現在は90歳になっても元気に自営業のお手伝いをしています。そんなAAさんに、治療の経過やご自身の選択についてお聞きしました。

AAさんの治療の経緯

おなかを圧迫してきた大きながん

もともと肝臓に異常があると先生に言われていましたが、だんだんと肝臓のあたりが膨らんできて、自分でも触ると膨らんでいるのがわかりました。主治医の所で検査をしたら、「がん」だって言われました。ただ、自分ではどっこも痛くないし、本当にがんなのか信じられませんでした。でも検査してみると すごく大きな腫瘍が肝臓にあって、腫瘍マーカーもとても高かったようです。やっぱり「がん」だったんですね。

私のような年だと、おなかにメスを入れるのが嫌だったし、手術をすると起き上がれなくなってしまうんじゃないかと不安でした。でも主治医からは腫瘍が大きすぎて手術は出来ないと言われ、抗癌剤も勧められなかったので、このまま様子をみていくことになりました。何も治療法がないと言われたので家族が心配してくれて、インターネットで色々と治療を探してくれました。その中でも樹状細胞ワクチンを家族が勧めてくれたので、やってみようかなという気持ちになりました。

AAさん

高齢でも安心して治療ができた

樹状細胞ワクチンを開始したら、だんだんとお腹の腫れが凹んできて、体調もよくなりました。ワクチンを投与した日だけは少しだるかったのですが、それ以外はどこも悪くなかったです。80歳を過ぎた私でも安心して治療が受けられたのが良かったです。おかげさまで大きな副作用もなく樹状細胞ワクチンを最後まで続けることができました。体調も良くなったし、おなかも凹んできたし、本当にがんだったのかしら?

抗癌剤を受けていないからごはんは美味しいし、とても元気なんですよ。息子たちからは、「私達よりおばあちゃんの方が元気だね。」と言われます。今でも朝から夕方までは自営業のお手伝いをしているし、時々ごはんをみんなで食べに行ってます。今の楽しみは、テレビを見たり、ラジオを聞いたりすることですね。

あまりくよくよしないで前向きに

がんと診断されても、「寿命がきたらしょうがない」と思って、くよくよしないようにしてました。なるようにしかなりませんからね。もともと落ち込まない性格だったから、それが良かったのかもしれません。かえって家族の方が心配してましたね。樹状細胞ワクチンを開始してからおなかも小さくなってきたし、体調も良かったので、がんがある事が気にならなくなってきました。やっぱり人間は元気に過ごすのが一番いいですね。身体が元気だからもう治っちゃったんじゃないかしら?

どっこも悪いところがないから、病院にいかなくなっちゃいました。なんの症状もないし、病院に行っても採血するくらいだし。息子たちなんか「このままだと、おばあちゃんは120歳まで生きるね。自分達の方が先に身体を悪くするかもね。」なんて冗談交じりで言ってきますよ。

周りに支えられて

これまでの経過を振り返って、皆さんにアドバイスするとしたらなんでしょうか。やっぱり、気持ちでしょうかね。気持ちの持ちようって本当に大事だと思います。おかげさまで、ありがたいことに本当に家族や周りの人が支えてくれているから、私は幸せに毎日を過ごすことができています。昔から私は周りの人の幸せを考えて、気持ちよく過ごしてもらえるようにしてきたからか、今は周りが一生懸命に自分の事を支えてくれています。おかげさまで、今は好きなことが出来ますし、ありがたいです。先生にも感謝しています。樹状細胞ワクチンはまだ保険治療ではないので、今は少し余裕のある人しか受けられないから頑張って保険診療にして欲しいですね。私みたいに良くなる人がどんどんと増えてくると嬉しいです。

樹状細胞ワクチン療法を担当した医師のコメント

AA様は84歳という御高齢であったために、標準治療である手術や抗癌剤が出来ない状況でした。このような高齢の方に対しても負担なく治療が出来るというのが樹状細胞ワクチンの利点の一つだと思います。不思議なことに治療が終わってから腫瘍マーカーが正常化したり、腹囲が低下してきました。これは長期に渡り免疫が記憶されるという特徴を持つ樹状細胞ワクチンが、治療後も効果を維持している事を示しているのかもしれません。

お問い合わせ・ご相談

名古屋徳洲会総合病院との合同セミナー がんになっても あきらめない!『最新の外科治療と免疫治療』のご案内 - 平成28年9月29日

来る2016年11月5日(土)に開催される、名古屋徳洲会総合病院外科の今神透先生との合同セミナー 

がんになっても あきらめない!『最新の外科治療と免疫治療』において、

免疫療法の立場よりセレンクリニック名古屋 小林 正学院長が講演を行います。

 

『負担の少ない腹腔鏡を用いた最新の外科手術』

名古屋病院徳洲会総合病院  外科      今神 透 先生

 

『身体にやさしい最新の免疫療法と放射線治療』

医療法人社団 医創会 セレンクリニック名古屋 院長 / 名古屋市立大学放射線科 研究員    小林 正学 先生

 

近年、注目を浴びているがんに対する免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)と

腹腔鏡を用いた最新の外科治療。

それぞれの治療法における詳しい情報を、お二人の専門医が

それぞれの治療法についてわかりやすくご説明致します。

セミナーの最後には、ご参加いただいた皆様と質疑応答の時間を設けております。


あきらめないがん治療2016~最先端の免疫治療と放射線治療~にて、当医療法人 セレンクリニック名古屋 小林正学院長が講演を行いました - 平成28年9月19日

2016年9月17日(土)名古屋市立大学病院にて『 あきらめないがん治療2016 ~最先端の免疫治療と放射線治療~ 』が開催され、セレンクリニック名古屋 小林院長をはじめ、がん治療の最前線で活躍する3人の医師が講演されました。


講演1

「がん免疫治療の現状と未来」

岐阜市民病院 副院長・緩和ケアセンター長 杉山保幸 先生


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異物を排除する生体防御機構(免疫力)を利用してがんと闘う重要性を中心に、第4の治療として注目を集めている免疫治療について講演されました。特に、がんワクチンや免疫チェックポイントを活用した抗体療法が中心になることが期待されている一方で、それぞれ単独での治療により得られる効果は十分とは言えないため、今後、様々な治療方法を組合せて行うことが課題であるとのことでした。

 


講演2

「樹状細胞ワクチンを用いた、新たな集学的治療」

セレンクリニック名古屋院長 小林 正学 先生


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樹状細胞ワクチン療法の効果を高めるポイントを中心に講演されました。また、実際の症例も交えながら、樹状細胞ワクチン療法と放射線治療を組み合わせることで、免疫力の強化・免疫抑制環境の改善が期待できることを説明されました。さらに、樹状細胞ワクチン療法と免疫チェックポイント阻害剤をバランスよく組み合わせることで、より効果が期待できると新たな集学的治療について提案されました。


講演3

「放射線治療の進歩で、がんは治る時代へ」

名古屋市立大学病院 副院長

名古屋市立大学大学院医学研究科 放射線医学分野 主任教授 芝本 雄太 先生


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今後、放射線治療ががん治療における最初の選択肢となる、「切らない放射線治療が、がん治療の主役になる時代」を中心に講演されました。実際の症例も交えながら、Ⅰ期 非小細胞肺がん、前立腺がん、Ⅰ・Ⅱ期 乳がん患者様に対する定位照射や強度変調放射線治療(IMRT)の有用性を提示されると共に、IMRTと樹状細胞ワクチン療法を併用することで一定の効果も得られており、特に転移や進行したがんに対しては、これらの併用療法による効果が期待できるとのことでした。


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当日は多数の患者様やそのご家族の方々がご参加され、講演会後も様々な質問を多くいただき、 盛況のうちに閉会いたしました。


当法人では、この期待に添うべくより一層の研究を重ね、より多くのがん治療でお悩みの患者様のお役に立てるよう取り組んで参ります。

あきらめないがん治療2016~最先端の免疫治療と放射線治療~にて、当医療法人 セレンクリニック名古屋 小林正学院長が講演を行います - 平成28年8月29日

2016917日(土)に行われる、あきらめないがん治療2016~最先端の免疫治療と放射線治療~にて、当医療法人 セレンクリニック名古屋 小林正学院長が講演を行います。

 

日時:2016年9月17日(土)13:30~16:30(13:00開場)

会場:名古屋市立大学病院大ホール

講演内容:

 

『 がん免疫治療の現状と未来』

岐阜市民病院 副院長・緩和ケアセンター長  

杉山 保幸 先生

 

『樹状細胞ワクチンを用いた、新たな集学的治療 』

医療法人社団 医創会 セレンクリニック名古屋 院長

名古屋市立大学放射線科 研究員   

小林 正学 先生

 

『放射線治療の進歩で、がんは治る時代へ』

名古屋市立大学病院 副院長

名古屋市立大学大学院医学研究科 放射線医学分野 主任教授

芝本 雄太 先生

 

日本人の2人に1人ががんに罹る現代。がん治療の最前線で活躍する専門医が、最新のがん治療法についてわかりやすく解説いたします。講演の内容は近年、注目を浴びているがんに対する免疫細胞療法(樹状細胞ワクチン療法)と放射線療法の最新情報となっており、どなたでも参加無料でご参加頂けます。

名古屋市がん治療講演会 がんになっても あきらめない!『胃・大腸・膵臓の3大消化器がん』にて、当医療法人 セレンクリニック名古屋 小林正学院長が講演を行いました - 平成28年8月22日

2016年8月20日(土)に開催された、名古屋市がん治療講演会 がんになってもあきらめない!『胃・大腸・膵臓の3大消化器がん』において、標準治療の立場より名古屋共立病院 栗本 拓也 先生が、免疫療法の立場よりセレンクリニック名古屋 小林 正学 院長が講演を行いました。


小林院長は、樹状細胞ワクチン療法や免疫チェックポイント阻害剤の最新治療に加え、免疫療法と標準治療等との集学的治療の重要性について講演されました。特に、放射線治療により体内の免疫力が刺激され、自身の免疫力がより強化されるという報告を紹介され、放射線治療と免疫治療を併用することにより、相乗効果が得られる可能性があるとのことでした。


栗本先生は、胃・大腸・膵臓の3大消化器がんにおける標準治療を中心に、治療ガイドラインの詳細や、患者様自身もがん治療の情報収集を積極的に行い、知識を深めていく重要性について講演されました。また、主治医により治療方針が異なる場合があるため、セカンドオピニオン等を上手く活用することについてもアドバイスされていました。


当日は多数の患者様やそのご家族の方々がご参加され、講演会後も様々な質問を多くいただき、盛況のうちに閉会いたしました。


当医療法人では、この期待に添うべくより一層の研究を重ね、より多くのがん治療でお悩みの患者様のお役に立てるよう取り組んで参ります。


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セレンクリニックの「肺癌に対する樹状細胞ワクチン療法の有用性の検討」の治療成績が「Cancer Immunology, Immunotherapy」電子版(2016年7月22日掲載)に掲載されました。 - 平成28年8月15日

~肺癌に対する樹状細胞ワクチン療法の有用性の検討~

 

今回の研究は、肺癌に対してWT1ペプチド及びMUC1(それぞれがん抗原の一種)を用いた樹状細胞ワクチン療法の有用性と安全性を確認し、生存期間延長に関係する因子の特定を目的として、セレンクリニックグループを含めた多施設で後ろ向きに解析した260症例の結果を報告しています。

 

非小細胞肺がんと診断された日と樹状細胞ワクチン療法の初回投与からの生存期間中央値(Median Survival Time、以下「MST」)は、それぞれ33.0ヵ月と13.8ヵ月でした。非小細胞肺がんの中でも肺腺がんでは、初回投与からのMSTは15.3ヵ月であり、非小細胞肺がんの中でも肺腺がんに対して特に有用である可能性が示唆されました。

 

生存期間へ関与する良好因子は、(1)ワクチン投与前のアルブミン値が3.5g/dL以上であること、(2)樹状細胞ワクチン療法実施後の発赤反応が30mm以上であること、(3)脳転移や肝転移がないことが、独立した因子でした。

 

この結果を踏まえ、本療法および本疾患に対する更なるエビデンス(科学的根拠)強化を図り、より良い治療を提供してまいります。

【共同著者施設】
 信州大学医学部附属病院(本治療を先進医療として実施)・札幌北楡病院

名古屋市がん治療講演会 がんになっても あきらめない!『胃・大腸・膵臓の3大消化器がん』のご案内 - 平成28年7月28日

来る2016820日(土)に開催される、名古屋市がん治療講演会 

がんになっても あきらめない!『胃・大腸・膵臓の3大消化器がん』において、

免疫療法の立場よりセレンクリニック名古屋 小林 正学院長が講演を行います。

 

3大消化器がんの標準治療』

名古屋共立病院  消化器化学療法科  部長    栗本 拓也 先生

 

『最新の免疫療法と放射線治療』

医療法人社団 医創会 セレンクリニック名古屋 院長 / 名古屋市立大学放射線科 研究員    小林 正学 先生

 

近年、注目を浴びているがんに対する免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)と

放射線、手術、抗ガン剤を中心とした標準治療。

それぞれの治療法における詳しい情報を、お二人の専門医が

それぞれの治療法についてわかりやすくご説明致します。

セミナーの最後には、ご参加いただいた皆様と質疑応答の時間を設けております。


夏期休診日のお知らせ - 平成28年7月12日

セレンクリニック名古屋は、2016年8月12日(金)を休診とさせていただきます。

当休診日にご連絡いただいた『医療相談』等のお申し込み、診療予約等につきましては、

8月15日(月)以降にご連絡をさせていただきます。

宜しくお願い申し上げます。

第22回 癌治療増感研究会にて、当医療法人 セレンクリニック名古屋 小林正学院長が発表を行いました - 平成28年7月4日

2016年7月2日(土)に開催された第22回癌治療増感研究会にて当クリニック 小林正学院長が「放射線治療と樹状細胞ワクチン療法の併用療法による特異的免疫誘導についての検討」について発表を行いました。


第22回癌治療増感研究会


放射線治療は以前から免疫を刺激すると報告されており、放射線治療と免疫治療の併用による免疫放射線療法は手術不能進行癌に対する治療選択肢として期待されています。今回の報告は、樹状細胞ワクチン療法と放射線治療を併用することにより、がんを攻撃する特異的な免疫が強く誘導された症例を報告するとともに、免疫治療と放射線治療を併用する最適なタイミングについても検討を行いました。


当医療法人では、この期待に添うべく一層の研究を重ね、より多くのがん治療でお悩みの患者様のお役に立てるよう取り組んで参ります。

第28回 愛知サマーセミナーにて、当医療法人 セレンクリニック名古屋 小林正学院長が講演を行います - 平成28年6月30日

2016年7月17日(日)に行われる、第28回 愛知サマーセミナーにて、当クリニック 小林正学院長が講演を行います。


愛知サマーセミナー2016


2016年7月17日(日) 3限 13:10~14:30

「最先端のがん治療~免疫療法と放射線治療~」

医療法人社団 医創会 セレンクリニック名古屋 院長 / 名古屋市立大学放射線科 研究員 小林 正学 先生

http://www.samasemi.net/pdf/2016kouza.pdf


近年、注目を浴びているがんに対する免疫細胞療法(樹状細胞ワクチン療法)と放射線療法の最新情報を分かりやすくお教えいたします。

参加無料で、どなたでもご参加頂けます。

免疫・細胞治療セミナー2016にて、当医療法人 セレンクリニック名古屋 小林正学院長が発表を行いました - 平成28年6月13日

2016年6月11日に開催された免疫・細胞治療セミナー2016 ~がん免疫療法の現状と今後~にて当クリニック 小林正学院長が、「Long term survivors(長期生存者)の3例報告」について発表を行いました。


免疫・細胞治療セミナー2016


当日は多数の医師やコメディカルが参加し、全国の細胞治療等を実施されている多くの先生方がご講演されました。中でも、国内外のがん治療コンセプトを大きく転換させた免疫チェックポイント阻害剤の現状や、がん免疫環境の改善を主眼においた放射線治療、化学療法、分標的治療などの標準治療の見直し等、日本の将来に向けた免疫・細胞治療の展望等が挙げられ、多岐にわたる活発な議論も行われました。

 


当医療法人では、この期待に添うべくより一層の研究を重ね、より多くのがん治療でお悩みの患者様のお役に立てるよう取り組んで参ります。

患者さまインタビューvol.03 - 平成28年6月9日

患者さまインタビュー vol.03 先のことは考えず、まずは今日できることをやってみよう

ステージIVの食道がんで、余命3年と宣告されたIさん。「やれることはなんでもやってみよう」と、抗がん剤と併用する形で樹状細胞ワクチン療法をスタートし、2年半が経過しました。現在も治療を続けながら、趣味の釣りを楽しまれ、仕事も続けられているIさんに、治療の経過やがん治療への取り組み方について伺いました。

Iさんの治療の経緯

末期がん、でも「なるようになるか」

がんと診断されたのは、2013年の5月です。春ごろから胃がもたれるような症状が続いていたので、かかりつけ医でバリウム検査をしてもらったんです。結果が出た時点で、いきなり「がんだ」と言われました。

身内が以前勤めていた総合病院を紹介してくれたので、そちらですぐに精密検査を受けました。診断は、ステージIVの食道がん。すでに、抗がん剤治療でどこまでがんばれるか、というような状態でした。

主治医には「身のまわりの整理をして、終活をしてください」と言われました。要はもう治る見込みがないということです。ただ、私としては「考えてもしょうがない、なるようになるか」という感じで。やれることを、やれるだけやってみようと思いました。

Iさん

まずは1週間くらい入院して、抗がん剤治療を受けました。当時はがんからの出血もあって、貧血状態でした。副作用なのか、がんのせいなのかわかりませんが、そのときは食べものもおいしく感じられませんでした。

結局、最初の薬はあまり効かなかったようで、がんは進行してしまいました。肝臓に転移があることもわかったので、抗がん剤の種類を変えることになりました。

次はかなり強めの薬だったようで、血管にダメージがあるからといって、胸にCVポート()を埋め込む手術をしました。こちらもどんな副作用が出るかはわからない、と言われていたのですが、幸いだんだんと食欲も出てきて、体重も増えてきました。

点滴で栄養を入れるより、食べたいと思うものを口から食べるのが一番身になる、と主治医が言うので、貧血対策も兼ねて焼肉など食べたいものをどんどん食べていたら身になりすぎちゃって。最終的には「食べ過ぎです」と注意されてしまいました(笑)消化器系のがんだと、なかなかこういう患者はいないみたいですね。

最初は、友人の医師に相談しても「そこまで進行していたら、もうダメだ」という話でしたし、自分でも覚悟していたのですが、食べられるようになってくるとちょっと気持ちも変わってきまして。「抗がん剤でやれるところまでやろう」と腹をくくりました。

ただ抗がん剤治療には限界があって、いずれは治療が続けることができなくなるということだったので、並行して他の治療も探しはじめました。

抗がん剤の副作用から解放された

樹状細胞ワクチン療法は、妻が新聞広告を見て知りました。それで、妻の両親がセレンクリニック名古屋の説明会を聞きに行ってくれまして、じゃあやってみようかと思ったんです。

やってみようというか、抗がん剤ができなくなったら終わりですから。だから、最初から「これは効く」と思って治療を始めたわけじゃなくて、「もしかしたら効くかもしれないから、とにかくやってみよう」という感じです。

主治医には、「免疫療法のような自由診療の治療については紹介できないし、どこの病院がいいとか教えることもできないから、自分で探すしかないよ」と言われました。ですから、樹状細胞ワクチン療法をやってみる、ということだけ報告して、抗がん剤治療を続けながら治療をスタートしました。

最初のうちは、ワクチンを打った1、2日後くらいに40度近い熱が出ました。それでも、普通に食事はできていました。ワクチンを打った直後の発熱も、1ヵ月くらいで熱は出なくなりました。治療をはじめて3ヵ月くらいで抗がん剤治療ができなくなってしまったので、治療は樹状細胞ワクチン療法のみになりました。

私の場合、抗がん剤の治療自体は、幸いそれほどつらいと感じたことはありませんでした。最初の抗がん剤で食欲が落ちたくらいです。ただ、2番目の抗がん剤は、投与されると体がきしむような感じがして、爪もぼろぼろになってしまい、ずっとは続けられませんでした。

2014年1月に樹状細胞ワクチン療法を始めて、5月の検査ではがんが小さくなっていることがわかり、8月には肝転移も食道がんも見えなくなっていました。

今も3ヵ月に1回CTを撮ってもらっていますが、新しいがんは出てきていません。少しでも延命できれば、と思って始めた治療ですが、結果は予想以上でした。友人の医師も、「最初が誤診だったんじゃないの?」と言うくらい。主治医の先生も、不思議だねとしか言わないですね。

免疫を上げる生活へ

とにかく生活は意識して変えていきました。

まずはタバコです。それまで1日4箱くらい吸っていたのですが、がんと宣告された次の日から、やめました。もうぜんぜん吸う気にならなかった。あとはお酒。こちらはもともとそれほど飲んでなかったんですが、アルコールは消化器系のがんによくないというのでやめました。

食事は、もともと野菜をたくさん食べるほうだったんですが、さらに量を増やしました。サラダを食べるときは、飼ってる犬にも食べさせたりするので、ドレッシングとかはかけないで、そのまま野菜を食べています。昔から塩分には気を使ってまして、料理も薄味にしてるんです。

あとは、カロリーを落とす努力をしています。食べようと思ったらなんでも食べられるから、食べるのを我慢してるんですよ。ほんとうに、食道がんの患者でこういうのは珍しいと思うんですけどね(笑)

樹状細胞ワクチン療法を始めてから、ほとんど風邪をひかなくなりました。ひいてもすぐ治る。やっぱり、免疫力が上がったんでしょうね。だからがんになる前より、免疫というものを考えて生活するようになりました。免疫を上げるにはどうしたらいいのか、と考えたら、自然と食べるものや生活リズムに注意するようになりました。

仕事は今でも続けていますが、がんと宣告されてから、治療を優先して、部下に仕事を任せるようにしました。社長という立場なので、挨拶まわりとか、海外出張だとかが多かったのですが、一旦見送りにして会社には融通してもらい、仕事上のストレスを軽減することができて、助かりました。

考えすぎず、まずはやってみよう

がんを宣告された時にね、「余命は3年」と言われたんです。5年はもたないだろうって。当時はやっぱり、ずいぶん覚悟しました。私は釣りが趣味なんですが、これから先、大好きな釣りにどれくらい行けるんだろうと考えたりしました。

今、そろそろ宣告から3年になりますけど、そういう気持ちはなくなってきました。まだまだいけるかな、という感じで。まわりの人間も、「そういえば病気、よくなったんだ?」って。それくらい普通に生活してます。
釣りは今もよく行ってます。あまり寒いところは体によくないというので、ドーム船という、ビニールハウスの中で釣りをする感じの船で、ワカサギ釣りをしてます。仲間と一緒に。同じ趣味で楽しめる仲間がいると、ずいぶん気持ちが楽になりますね。

仕事も、病院がない日は普通に行ってます。部下とちょっとした仕事の話をするだけでも、家にいるより気が紛れます。

私は昔から、あまりくよくよ考えないほうなんです。私の場合、抗がん剤で体がつらいとか、そういうことがほとんどなかったからかもしれませんが、先の先までは考えずに、とりあえず今日、明日何ができるかを考える。がんになっても、落ちこんだり、へこんだりしても治らないから、できることをやっていこうという感じで。病は気からじゃないですけど、そういう気の持ちようはよかったのかもしれないですね。

がんという病気は、自分に合った治療をいかに早く見つけるかが大事なので、考えすぎずになんでもやってみるということも、時には必要だと思うんです。お金はかかりますけどね。ステージIVから戻ってくる方は、それほど数が多くないかもしれないですが、それでも自分に合う治療を見つけて、復活している方は必ずいると思う。

そういう方の治療の経過をいろいろ聞いてみて、それをきっかけにまた新しい治療法とか、薬ができたりすれば、また楽しみですね。

  1. 薬剤を注入するため、皮膚の下に埋め込むカテーテルの一種

セレンクリニック小林先生のコメント

Iさんは非常に良いタイミングで樹状細胞ワクチン療法を開始できたと思います。私が考える最も理想的な樹状細胞ワクチン療法の方法は、抗がん剤でがんをたたきながら樹状細胞ワクチンで免疫を強化するというやり方です。一般的に抗がん剤は免疫を落とすと考えられていますが、抗がん剤でがんが縮小すると免疫環境が良くなることが多々あり、樹状細胞ワクチンが効きやすくなります。また、がん自体が免疫を抑え込む信号を出しますので、抗がん剤でがんを制御することが免疫治療において非常に重要です。Iさんは抗がん剤と樹状細胞ワクチン療法が相乗効果をもたらしたおかげで、非常に良い状態になりました。そのため抗がん剤を中止することができ、現在も元気に過ごされています。健常人とほぼ変わらない生活を送られているので、まさに理想的な治療経過ではないかと思います。

お問い合わせ・ご相談

メールサーバ不具合発生のお詫びと復旧のお知らせ - 平成28年5月31日

この度、サーバーの不具合により、 ホームページ上からの問い合わせの一部が受信できないという障害が発生致しました。皆様には多大なご不便とご迷惑をおかけ致しましたことを深くお詫び申し上げます。


現在サーバーの復旧作業が完了し、通常通りご利用頂けます。


以前にお問い合わせを頂き、当クリニックからの返信が届いてない場合は、 大変お手数をおかけ致しますが、お電話もしくは再度お問合せフォームよりご連絡下さいますようお願い申し上げます。


今後は同様の問題が発生しないよう、システム改善の強化に全力を尽くして参りますので、 何卒ご容赦下さいますようお願い申し上げます。

患者さまインタビューvol.02 - 平成28年5月30日

患者さまインタビュー vol.02 あきらめない。自分に合う治療に出会うまで徹底的に調べる

たとえ末期がんであっても、「生きたい」と思う気持ちを最後まで捨てず、自分に合った治療法がないか徹底的に調べて、あきらめないことが大事、と話してくださったMさん。がんと診断された時には、肺への転移が鶏卵大にまで大きくなっており、一時は抗がん剤の副作用で歩くこともできない状態になりましたが、樹状細胞ワクチン療法をはじめさまざまな治療を選択され、現在は体調も安定し奥様とご旅行を楽しまれています。そんなMさんに、治療の経過やご自身の選択についてお聞きしました。

Mさんが樹状細胞ワクチン療法を受けるまで

転移だった鶏卵代のがん

半年以上続いた咳が、体の異変に気づいたきっかけでした。喘息か、下手をすると肺炎かもしれない、とかかりつけ医でレントゲンを撮ってもらうと、胸に鶏卵大、5センチくらいの影が見えたんです。

これはちょっとよくないということで、その場で紹介状を書いていただきまして、総合病院で精密検査を受けました。結果は肺がんの疑い。しかも、全身に転移している可能性があると言われて、その時、あと半年くらいしか生きられないかも、と覚悟しましたね。5センチもある肺がんといったら、治癒率は5%くらいと聞いていましたから。

ところが診断を受けてから3日後の夜に、下腹の右の方がシクシク痛みはじめたんです。朝まで痛みが続いたら腸閉塞かもしれないぞと思い、翌朝に救急病院で診てもらいました。

Mさん

CTを撮ったらやはり影があるので、内視鏡検査を受けたら、もう完全に腸閉塞の状態になっていると。その時に初めて、原発が大腸がんだったということがわかりました。肺がんのほうは転移だったんです。診断された時点で、もう全身にがんが転移している状況でした。
大腸がん手術後にCT検査で肝転移も見つかりました。
大腸の手術をして1ヵ月後通院で抗がん剤治療を受けることになりました。ただ私の場合は転移した肺がんが大きいので、抗がん剤だけでは小さくならないのではないかと思い、標準治療以外の治療についても同時に検討を始めました。

局所的に叩くのではなく、新たにできるがんを抑える

息子に大腸がんだということを報告すると、治療を3つ紹介してくれました。重粒子線治療、陽子線治療、それからセレンクリニックの樹状細胞ワクチン療法です。

治療を選択するにあたっては、まず大学病院のホームページで治療に関する研究内容などを読みました。新聞や雑誌の、がんに関する記事も参考にしましたね。いろいろ調べていると、抗がん剤治療をしながら10年、15年生きていますという、患者さんもいることが分かり、少し希望が持てました。

最終的に樹状細胞ワクチン療法を採用した理由は、がん細胞を見つけて攻撃する、という作用がきちんと説明されていたからです。私は全身にがんが転移しているような状況だったので、陽子線や重粒子線で、がんを局所的に叩いてもダメだと思いました。

抗がん剤も、ある程度の期間続けると、耐性ができて効かなくなることがあります。だから長期的に考えても、免疫療法でがんと闘う兵隊を増やして、新たにできるがんを抑えることが、私のケースでは有効だと判断しました。

樹状細胞を発見したアメリカの博士(1)が、実際に樹状細胞を使った免疫療法で自分のすい臓がんを治療していたという事実を知ったことも、決断の大きなきっかけになりました。余命1年というところを4年以上生きて、それでノーベル賞も授与されたわけですから、これは信頼できる治療だなと思いました。

調べていくうちに、ある程度健康なうちに始めたほうが治療の効果も高いということを知って、すぐにセレンクリニックの医療相談を申し込みました。私の場合、咳以外には大きな体調の変化はなかったですし、当初は抗がん剤の副作用もほとんどありませんでしたので、自分の免疫が元気なうちに治療を始めたいと思ったからです。

それが幸いしたのか、抗がん剤を開始してから樹状細胞ワクチン療法を併用して、1ヵ月後には肝転移が消えました。大きかった肺転移のほうも、2~3ヵ月のうちに7.3センチのものが4.4センチまで縮小しまして、「こんなに効くんだ」と正直うれしかったですね。肺転移の切除手術も受けて、一時は検査で見つかるがんはなくなり、腫瘍マーカーも正常値になりました。

メリット・デメリットを知り、自分の症状にあったがん治療を選ぶ

順調に治療が進んだので、主治医から「この際、一気にがんを叩いてしまいましょう」と提案もあり、肺の手術の2ヵ月後、抗がん剤治療を再開しました。ところがこれが最初のようには効かなかった。血液検査の結果も悪くなってしまったので、抗がん剤はいったん中止になりました。

その後の検査で、肝臓と肺の転移の再発がわかりまして、今度は薬の種類を変えて抗がん剤治療をすることになりました。これが私の体には合わなかったようで、副作用で一気に体調が悪化してしまったんです。気持ちが悪いわ、下痢はするわで、食事も取れず、歩けないくらいになってしまいました。

「これじゃあ、がんの前に自分が死んでしまう、自分のやりたいことができない状態で生きていても意味がない」と思いました。主治医には反対されましたが、抗がん剤治療をやめて樹状細胞ワクチン療法1本に絞ることを自分で決断しました。

セレンクリニックの小林先生にも「投与量を調整してでも抗がん剤は続けたら」と言われましたが、自分の中に「抗がん剤で免疫を落としてしまったから、再発してしまった」という思いがありました。だから、「免疫療法の力を借りて、自分の免疫を高めて、それでがんと勝負しよう」と決めたのです。その時点ではどちらが正しいかわかりませんから、一種の賭けでしたね。

ただ転移は気になっていましたので、これについてもいろいろ調べて、肝転移に対しては「ラジオ波焼灼療法(2)」、肺転移に対しては「定位放射線治療(3)」という治療を受けました。幸いどちらも私には合っていたようで、この2つの治療と、樹状細胞ワクチン療法で、もう1年以上新しいがんは出てきていません。

私は自分の判断で抗がん剤治療をやめましたが、抗がん剤自体は否定しません。メリット・デメリットを知って、自分の体に合うと思えば続ければいいし、合わないと思ったらやめればいい。自分でそういう判断をしていくということが、大事だと思います。

自分の殻に閉じこもらないで

これまでの経過を振り返ると、がんが再発するときには兆候があって、免疫が落ちたときにがんが出てきていました。どんな治療をしていても、免疫が落ちてしまったら危ない。

だから今は、免疫を落とさないように、自分の生活をずいぶん見直しました。以前は練り製品やパンが大好きだったのですが、そういったものは控えて、外食も和食中心にしています。野菜も、妻が育てた無農薬のものを食べています。運動も心がけていますよ。肺の手術の後は、毎日2キロ歩きました。

今は体調も安定しているので、妻と二人でよく旅行に行っています。最近では大阪の造幣局に花見旅行へ行きまして、今度は東北にも行く予定です。以前から旅行は好きで、毎年必ず行っていたものですから、それが変わらずできるというのは嬉しいですね。

私ががん患者の皆さんに伝えたいのは、末期がんでもあきらめないことが大事だということです。「生きたい」と思う気持ちを最後まで捨てず、自分に合った治療法がないか徹底的に調べる。知らなければ何も始まらないですからね。

抗がん剤治療を受けるにしても、「本当にこの薬でいいのか、他の薬だったらもう少し楽になるんじゃないのか」というような視点をもって、自分で調べて、取捨選択する。もちろん医師からも、もう少し選択肢の提示があればいいなとは思いますが。

また、がん治療には家族の支えも必要ですね。私の場合は妻や息子が、一緒になって戦おうという姿勢でいてくれたので、非常に感謝しています。それがなかったら、私もここまでがんばろうという気にはならなかったかもしれない。

もうひとつは、樹状細胞ワクチン療法はなるべく早く、まだ元気に動けるうちに受けたほうがいいということ。標準治療でぎりぎりまでがんばって、他に方法がなくなってから受けるのでは遅いんです。自分の細胞から樹状細胞を育てるわけですからね。

よく免疫療法は「手術、化学療法、放射線療法に次ぐ第四の治療」と言われるわけですが、私は免疫療法こそ第一の治療だと思います。まずは免疫療法でベースを作って、それと標準治療を組みわせてがんを叩く。これが考え方としては正しいのではないかと、私は自分の経験からそう思っています。

  1. 1 ラルフ・スタインマン博士。樹状細胞の働きの発見により、2011年にノーベル賞を受賞
  2. 2 ラジオ波という高周波電流を流すことにより、がん細胞を壊死させる治療法
  3. 3 放射線治療の一つ。従来の放射線治療より正常な組織への影響を抑えることができる

奥様のコメント

末期がんの場合、主治医の提案する治療、いわゆる標準治療ですが、それをセオリー通りにやるだけでは十分でない場合も多いと思います。患者や家族ももっと勉強して、時には問題児と言われても、自分の判断を信じたほうがいいこともあります。

私も夫の病気を期に、本を読んで勉強しまして、免疫を高める食事などを心がけています。一時は食欲がなくなって心配しましたが、今は何でも食べてくれるので嬉しいですね。夫と二人、チームになってがんと闘うという気持ちで、いろいろと情報を共有しているのも、治療にいい影響があるようです。

セレンクリニック小林先生のコメント

Mさんから抗癌剤を中止すると聞いた時には正直、賛成できませんでした。樹状細胞ワクチンの効果を高めるためには抗癌剤による制御が重要だからです。ただ、Mさんの場合は抗癌剤の副作用が通常よりも強く出現していたので、結果的には抗癌剤を中止したことが良好な経過につながったと思います。その後に選択された放射線治療は、免疫を刺激して樹状細胞ワクチンと相乗効果をもたらすというデータが出てきていますので併用治療としては理想的でした。

抗がん剤に関しては賛否両論の意見がありますが、私は標準治療である抗癌剤を受けるべきだと考えています。ただ、抗がん剤の副作用で継続できない場合は、Mさんのようにラジオ波焼灼療法や定位放射線治療を上手く組み合わせて、元気に過ごすという選択肢があってもいいと思います。人それぞれ病態は異なるので、Mさんのように自分の状態に合った治療をあきらめずに模索するという姿勢が非常に大事であると、あらためて感じました。

お問い合わせ・ご相談

東海がん治療講演会『知っておこう! 最新のがん治療セミナー 』において、セレンクリニック名古屋 小林 正学院長が講演を行いました - 平成28年5月21日

 2016年5月21日(土)に開催された、東海がん治療講演会『知っておこう! 最新のがん治療セミナー 』において、免疫療法の立場よりセレンクリニック名古屋 小林 正学院長が講演を行いました。


 小林院長は、最新のがん免疫療法として樹状細胞ワクチン療法や免疫チェックポイント阻害剤を用いた治療に加え、免疫療法と放射線照射との組み合わせについての重要性について講演されました。特に、放射線治療により体内の免疫力が刺激されることで、自身の免疫力がより強化される(アブスコパル効果)という報告が多くあり、放射線治療と樹状細胞ワクチン療法との組み合わせにより、相乗効果が得られる可能性があると講演されました。


谷口医師は、「がん患者の栄養管理」の観点から、がん予防時と進行がん罹患時におけるからだの変化やメカニズムを中心に講演されました。特に、進行がん罹患時においてはタンパク質の摂取が重要であることと、さらに適度な運動がからだのタンパク質合成を促進すること等、それぞれの状態において最適な栄養管理方法(食事療法や運動療法)が異なるため、自身の状態に合わせて行う大切さについて講演されました。


 当日は多数の患者様やそのご家族の方々がご参加され、講演会後も様々な質問を多くいただき、樹状細胞ワクチン療法の関心の高さを感じると共に、盛況のうちに閉会いたしました。


当医療法人では、この期待に添うべくより一層の研究を重ね、より多くのがん治療でお悩みの患者様のお役に立てるよう取り組んで参ります。


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患者さまインタビューvol.01 - 平成28年5月16日

患者さまインタビュー vol.01 余命宣告から3年、がんと共に私らしく生きる

抗がん剤治療ができないほど腹水がたまってしまうという、困難な状況からがん闘病をスタートしたMさん。
「できる治療はない」と言われても諦めず、ご主人のサポートを受けながら治療法を模索し、樹状細胞ワクチン療法を治療の1つとして選択されました。現在もさまざまな治療を続けながら、お仕事にも復帰されているMさんに、これまでの治療や現在の思いを伺いました。

Mさんが樹状細胞ワクチン療法を受けるまで

胃腸風邪と思っていたら突然の余命宣告

がんの診断を受けたのは、2012年の9月のことです。私はそれまで大病をすることもなく、小さな不調でもまめに病院へ行くようにしていました。そのときも、ちょっとおなかが張って疲れやすいなと感じた時点で、すぐにかかりつけ医に診てもらったんです。

ちょうど胃腸風邪が流行っていて、風邪かなということで薬を処方してもらいました。でもそれを飲みきる前に、どんどんおなかが張ってきて、おへそも出てきて。これはちょっとおかしいと思って、こんどは大きな総合病院の時間外診療を受診しました。

最初、内科で診てもらったら、内科的にはどこも悪くないので、婦人科にかかってくださいと言われて。それで婦人科に行って内診を受けたら、バーッと出血しちゃったんです。動くと出血多量で死んでしまうから、今すぐ入院してくださいと言われました。

Mさん

でも、自分としては「ちょっと調子が悪いかな」程度で、日常生活にはまったく支障はありませんでした。「とりあえず、家に帰って準備してきていいですか?」というくらい元気。私は乗馬が趣味で、何日か前まで馬に乗って走りまわってたんですよ(笑)結局、その日から1週間、検査入院になりました。

検査してみると、がんが大きすぎて原発がどこかもわからない状態でした。ステージはIVb。末期がんですね。子宮がんだということがわかったのは後からです。

入院している間に、こんどは腹水がたまってきました。主治医には「これだけ腹水がたまったら薬も効かないし何もできない。治療をせずに、残りの時間を大切にするという選択肢もあります」と言われてしまいました。診断を受けたのは9月のなかば過ぎでしたが、「年は越せないかもしれません」と。それくらい厳しい状態でした。

腫瘍マーカーが半分ずつ下がっていった

私はもう、どうしたらいいかわからなくて。でも夫が、何かできることはないかと、インターネットでいろいろな治療法を調べてくれたんです。

まず入院中に腹水がたまってしまって、抜いてもすぐにパンパンになってしまうので、KM-CART(1)という治療を受けました。夫がその治療について調べて、主治医の先生にお願いしてやってもらったんです。3回やってもらって、腹水がたまらなくなりました。

腹水が止まったので、抗がん剤治療ができるようになりました。でも最初の抗がん剤で、アナフィキラシーショックを起こして、心肺停止になってしまったんです。なんとか一命をとりとめましたが、とにかく残された時間が少ないので、1週間後に次の薬を試すことになりました。幸い、次の抗がん剤がとても合っていたようで、腫瘍マーカーが下がってきました。

樹状細胞ワクチン療法を始めたのは、この抗がん剤治療の間ですね。樹状細胞ワクチン療法のことは、夫があらかじめ調べておりましたので、腹水が止まった時点ですぐセレンクリニック名古屋に相談したんです。

ちょうど腫瘍マーカーが下がっているところで、ワクチンもよく効いた感触がありました。マーカーの数値が、だいたい半分ずつ下がっていったんです。1000が500、500が180、みたいな感じで。それが2桁になって、最終的には正常範囲内になりました。

その間にがんも小さくなったので、卵巣と子宮を摘出する手術を受けました。私のがんステージは、診断された時点でもうⅣbで、取ったからといって治るわけではないから、基本的に手術はしないんですね。でもがん細胞が採れると、次回の樹状細胞ワクチン療法にも使えるというので(2)、主治医の先生にお願いしたんです。

すると、おなかを開けてみたら、腹膜にある「がん」がドロドロになっていて。抗がん剤やワクチンで、がん細胞が死んでいたんです。先生が手で、組織を掻き出してくれたんだそうです。主治医の先生にも協力していただいて、自分のがん細胞でワクチンをつくることができました。

腹水が止まらなかったら抗がん剤は効かなかったでしょうし、抗がん剤治療ができなければ、樹状細胞ワクチン療法もできなかった。ほんとうにいいタイミングで、最適な治療を受けられたんだと思います。

がんと共存しながら、いつもと同じ生活を送る

いろいろな治療を受けてきましたが、最初の1年間は、とにかくどうしたらいいかわかりませんでした。夫が治療法を探してくれたので、言われるままに治療をして、どうしたら体力を戻せるか、どうしたら楽になるか、それだけ考えて過ごしてきた感じです。

それが、1年を過ぎると気持ちに変化が出てきました。「私はもうだめなんだ、死ぬんだ。だから放っておいて」という気持ちだったのが、「私はがんだから、みんな助けてね」と言えるようになってきたんです。

がんに対しても、「治さなきゃ、闘わなきゃ」ではなくて、「どうしたら共存できるのかな、がんが悪さをしないようにするにはどうしたらいいのかな」というふうに意識が変わってて、しんどかったら寝てればいいや、食べたくなかったら食べなくてもいいや、普通に暮らしていくのがいちばん楽だなって。いい意味で力が抜けた感じですね。

今のところ、再発はありません。免疫ががんを抑えてくれていると感じています。ステージⅣbで手術をしたりすると、体力が落ちて全身にがんが広がってしまうということもあるみたいですが、そういうこともないので、やっぱり免疫ががんばってくれてるのかな。

今は樹状細胞ワクチン療法を続けながら、温熱療法や漢方なども取り入れて、積極的に治療を受けています。午前中は家事をしたり、本を読んだりして、午後からは仕事に出て。普通に暮らしていますよ。

自分の殻に閉じこもらないで

がんって、精神的に内向きになりがちな病気だと思うんです。盲腸とか肺炎とか、ほかの病気だったら、もっと気軽にああしてほしい、こうだから辛いとか言えるのに、がんだと言えない。人と結びつきを持つのが嫌になってしまうんですね。

私も、がんと診断されてから最初の1年間はそうでした。病気のことは言いたくないし、人にも聞かれたくない。でもちゃんと話さないと、適切なアドバイスをもらうことができないんですよね。自分が何を求めているのか、ちゃんと伝えられないと、医師も応えられない。

思い返してみると、私は病院との関係がとてもよくて、治療するのも「一生懸命やってくれる先生だから、やれることがあるなら試してくれてもいいわ」って気持ちでした。不安なときに話を聞いてくれる先生がいる、というのは大きな支えですし、前向きな気持ちになれます。気持ちが前向きだと、治療も効きやすい気がするんですよね。

だから、「もうダメだ」と自分の殻に閉じこもらず、外の世界とつながっていくことが大事なのかなと思います。樹状細胞ワクチン療法のような治療を、やるか、やらないかはもちろん自由ですが、こういう治療があることを、知っているか、知らないかの差は大きいですよね。外とのつながりを断ってしまうと、こういう治療について知る機会も逃してしまいます。

逆に言うと、病院の先生も「樹状細胞ワクチン療法という治療があるよ」と、教えてくれたらいいのにと思いますね。選択肢の一つとして。今は、自分で調べるとか、たまたま広告を見るとか、それくらいしか治療を知るきっかけがないですから。

このクリニックにも、手をひっぱってくれる人がいるなら来られる、という人はきっとたくさんいると思うんです。でも、自分から扉を開けて入るのは、とても勇気がいる。
だからもう少し、治療の後押しになるものがあればいいなと思うし、手をひっぱってもらう機会を逃さないためにも、外とつながり続けていくことが大事だと思います。

  1. 1 改良型CART(腹水濾過濃縮再静注法)
  2. 2 手術で取り出したがん組織を、「がんの目印」として樹状細胞に与えることができる

ご主人のコメント

私も勉強してみて、がんと闘うためにはやはり人間の免疫が必要だということがわかりました。だから、自分の免疫細胞を利用する樹状細胞ワクチン療法は、理に適っていると思います。がんは特別な病気だと思っていましたが、免疫で対抗するという意味では風邪と同じなんですね。

がんは全身病だから、手術でがんを取ったからといって完治するとは限りません。がんが再発して進行してからではなく、ステージの低いうちにやるほうがいいと思う。医師の話をただ受け身で聞くだけでなく、患者自身も、がんがどういうものかを勉強して、自分に合った治療を選択していくことが重要だと思います。

セレンクリニック小林先生のコメント

通常、腹水が貯留して食事がとれなくなると免疫は顕著に低下します。Mさんの場合はKM-CART後に免疫機能検査を実施したところ、免疫治療をする前から非常に良好な免疫状態になっていました。私はKM-CARTによる腹水コントロールで食事ができるようになったおかげで、免疫が向上して樹状細胞ワクチンが効きやすい環境になったのではないかと考えています。

気負わず、明るく治療を受けられているMさんを見ていると、私も気持ちがほぐれます。ご主人も勉強熱心で、主治医の先生も協力的なので、大変いい環境で治療ができていると感じています。

東海がん治療講演会 『知っておこう! 最新のがん治療セミナー 』のご案内 - 平成28年4月26日

来る2016年5月21日に開催される、東海がん治療講演会『知っておこう! 最新のがん治療セミナー 』において、免疫療法の立場よりセレンクリニック名古屋 小林 正学院長が講演を行います。



『 がんに対する最先端の免疫療法と放射線治療  ~注目される"からだにやさしいがん治療"の最前線~ 』

医療法人社団 医創会 セレンクリニック名古屋 院長 / 名古屋市立大学放射線科 研究員    小林 正学 先生


『 がんに対する正しい食事療法  ~からだに起こる変化に基づいて~ 』

特定医療法人 共和会 共和病院 副院長 / 日本静脈経腸栄養学会東海支部 会長     谷口 正哲 先生



近年、注目を浴びているがんに対する免疫細胞療法(樹状細胞ワクチン療法)と放射線療法、腸内細菌等の体内バランスを整えることでがんや生活習慣病になりにくいと言われている食事療法。


これらの最新情報を、お二人の専門医がわかりやすくお教えいたします。

セミナーの最後には、ご参加いただいた皆様と質疑応答の時間を設けております。

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