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2011年4月 6日

手術、抗がん剤が困難な膵臓がん患者に効果を示す「樹状細胞ワクチン療法」

東京大学医科学研究所で行われた悪性黒色腫(メラノーマ)、甲状腺がんに対する樹状細胞ワクチン療法の臨床研究では、皮膚、肝臓、腎臓、肺、脳などの全身に転移を認め、手術、抗がん剤でまったく手に負えなくなった患者さまを対象に行われたにもかかわらず、約3割にがんの縮小や長期にわたる進行停止が認められました。
(Nagayama H. et al. Melanoma Res. 2003 Oct; 13(5): 521-30.)
(Kuwabara K. et al. Thyroid. 2007 Jan; 17(1): 53-8.)

また、2005年に発表された九州大学やオランダSt. Radboud Nijmegenメディカルセンターで行われた膵臓がんに対する樹状細胞ワクチン療法においてもがんの進行が停止した例を認めております。
(Katano M, Combination therapy with tumor cell-pulsed dendritic cells and activated lymphocytes for patients with disseminated carcinomas. Anticancer Res. 2005, 25(6A): 3771-6他..)

当クリニックグループであるセレンクリニック東京における樹状細胞ワクチン療法に抗がん剤を併用したすい臓がんの治療では、49名の患者さまのうち、2例でがんの消失、4例でがんが30%以上縮小、11例でがんの進行停止など、約3割の方で進行停止以上の効果が認められました。
また、それ以外の6例では、観察期間中に、がんの縮小あるいは腫瘍マーカーの低下などの反応が認められました。
(Okamoto M. et al., Biotherapy Vol.24, Number 4 2010; 308-14.)


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