2011年2月13日 - 2011年2月19日 « 免疫療法クリニックトップへ » 2011年4月 3日 - 2011年4月 9日
2011年2月24日
診療日変更のお知らせ
2011年3月22日より、毎週水曜日と日曜日を休診とさせていただきます。
2011年2月23日
GMP(基準)
GMPとは、Good Manufacturing Practiceの略で、品質の優れた医薬品を製造するための要件をまとめたものです。薬事法に基づいて厳格な基準が設けられています。
細胞を用いた医療行為は、基本的にGMP基準を求められることはありませんが、GMPに準拠することによって、安全で質の高い免疫細胞療法が提供できるようになります。セレンクリニックでは、公的臍帯血バンクの運営ノウハウをもとに、GMPに準拠したハイレベルな施設体制を整えています。
紹介状(診療情報提供書)
紹介状とは、診療情報提供書のことであり、医師が他の医師へ患者さまを紹介する場合に発行する書類です。
患者さまの個人情報ならびに症状・診断・治療など現在までの治療状況を記載しています。
大学病院など特定機能病院を受診する際、初診の患者さまは紹介状を持っていないと追加の料金を請求されることがあります。
紹介状は、患者さまの依頼によって作成される場合と、医師が他の病院の方が適切と考えて作成する場合がありますが、どちらの場合にも診療情報提供書(紹介状)を発行する場合には診療情報提供料という費用がかかります。
2011年2月21日
用語解説
アフェレーシス(成分採血)
医療費控除
活性NK細胞療法
NK細胞
HLA(エイチエルエー)
癌/がん/ガン
活性化リンパ球療法(LAK療法、ラック療法)
緩和ケア
がん難民
がんペプチド
がん抗原
化学療法(抗がん剤)
がん免疫療法(免疫療法)
抗がん効果(抗腫瘍効果)
抗腫瘍効果(抗がん効果)
抗原提示細胞
抗原
抗がん剤(化学療法)
細胞障害性T細胞(CTL: cytotoxic T lymphocyte)
自己がん組織
重粒子線治療
自由診療(自費診療)
紹介状(診療情報提供書)
診療情報提供書(紹介状)
腫瘍マーカー
腫瘍血管
CPC(セルプロセッシングセンター)
人工抗原
樹状細胞
CTL(cytotoxic T lymphocyte ; 細胞障害性T細胞)
GMP(基準)
樹状細胞ワクチン療法
セカンドオピニオン
セット
セルプロセッシングセンター(CPC)
成分採血(アフェレーシス)
単球
WT1
治療評価(奏功率)
転移(がんの転移)
T細胞
特異的免疫
内視鏡
標準治療
標準作業手順書(SOP)
非特異的免疫
B細胞
BRM(免疫機能補助)療法
フローサイトメトリー
PET/CT
ペプチド
保険診療
ホスピス
放射線療法(放射線治療)
無血清培養
免疫
免疫療法
免疫細胞療法
陽子線治療
ライセート
ラジオ波
リンパ節
リンパ球
レントゲン
ワクチン
ワクチン療法
アフェレーシス(成分採血)
成分採血装置を使用して血液中の特定成分だけを採血する方法です。
セレンクリニックでは免疫細胞の部分だけを採取します。
樹状細胞ワクチン療法では、樹状細胞を作るために単球という細胞を血液から分離するために、
アフェレーシス(成分採血)を行います。
アイマックスがん治療
アイマックスがん治療とは、最新世代の免疫療法である樹状細胞ワクチン療法を中心として、これに化学療法(メトロノーム化学療法)および放射線療法(低侵襲放射線療法)等を組み合わせることで、患者さまの免疫機能を最適化・最大化させて効率よくがんを攻撃することを目指す、当社独自の最先端がん治療技術・ノウハウです。組み合わせるそれぞれの治療法にほとんど副作用がないことから、患者さまのQOL(生活の質)の向上を目指すことができます。
医療費控除
自分自身や家族のために医療費を支払った場合には、一定の金額の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます。
より詳しくお知りになりたい方は下記にアクセスしてください。
>> 詳しくは国税庁のホームページへ
活性NK細胞療法
末梢血から得られたリンパ球をインターロイキン2(IL-2)やインターフェロンαなどと呼ばれる物質でNK細胞へと活性化させて戻す治療です。近年、さまざまな医療機関で活性NK細胞療法が行われています。
NK細胞
NK細胞とは、体の中で、ウイルスに感染した細胞や、一部のがん細胞を認識して障害する細胞です。NK細胞の働きは、樹状細胞のように、がんだけを狙い撃ちするといった、抗原(ウイルスやがんなどの異物)に特異的な免疫反応を示すものではなく、非特異的に、以前に出会ったことがないような細胞を障害するといった初期の免疫反応(自然免疫)を司っています。
HLA(エイチエルエー)
白血球にも血液型のようなさまざまなタイプがあります。これは細胞膜上のHLAとよばれる分子によります。HLA分子は6種類に大別され、さらにそれぞれが多くの種類に分かれるため、非常にたくさんの種類になります。
HLAは、細菌、ウイルス、がんなどの異物由来の物質(ペプチド)に選択的に結合し、T細胞へ抗原提示(異物を攻撃するように指示する)します。人工抗原樹状細胞ワクチン療法を行う場合は、HLAの型を調べる必要があります。
エビデンス
癌/がん/ガン
がんとは、体を維持するために適切に細胞を増殖・調節することができなくなってしまい、無秩序に増えつづけるようになった細胞です。がん細胞の性質は2つあり、1つはがんが発生した場所を超えて、周囲の正常組織を破壊しながら拡がっていく「浸潤」、そしてもう一つは周囲の血管やリンパ管を壊してその中に侵入し、血液やリンパ液の中の流れに乗って離れた所で増殖する「転移」があります。がんがヒトの死因になるのは、多くの場合、「浸潤」や「転移」によって拡がって行った先で臓器が破壊され、生命の維持に必要な機能、例えば肺における呼吸や肝臓における毒物代謝が充分に行えなくなったり、出血をおこすことなどによります。
活性化リンパ球療法(LAK療法、ラック療法)
活性化自己リンパ球療法とは、患者さまの血液からリンパ球を採取し、体外で増殖させ
患者さまの体内に戻す治療方法です。
抗がん剤や放射線などの治療で弱った免疫力を回復させ、
がんと戦う力が高めることができる治療法です。
がん免疫療法を希望される患者さま全てに治療可能です。(血液がんなど、一部のがんで治療できない場合があります)
活性化リンパ球療法は、ほぼすべてのがん治療(手術、抗がん剤、放射線療法、緩和
医療、など)との併用が可能です。
治療の流れ
1.患者さまの血液から得られたリンパ球を、体外で細胞を刺激する物質(サイトカインなど)を
用いて攻撃力の高いリンパ球へと培養していきます(約1000倍に増えます)。
約2週間で培養が完了します。
2.点滴により活性化されたリンパ球を体内に戻して、がんを攻撃します。
準備いただくもの
紹介状(診療情報提供書)、血液検査データ(過去から現在にいたるまでの血液データ)、
画像検査データ(レントゲン、CT、MRI、PETなど)、心電図、薬剤リスト
※上記の準備ができない場合でも医療相談は可能です。
感染症検査
緩和ケア
緩和ケアとは、2002年のWHO(世界保健機関)による定義による、「生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期より痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな(霊的な・魂の)問題に関してきちんとした評価をおこない、それが障害とならないように予防したり対処したりすることで、クオリティー・オブ・ライフ(QOL;生活の質、生命の質)を改善するためのアプローチである。」としています。
がん難民
日本人の2人に1人が、がんになるといわれています。しかし現状のがん治療は早期に発見された非進行期(早期)がんの患者さまに対する根治治療が中心となっており、進行期や再発がんといった根治する可能性が極めて低いがんの患者さまは打つ手がないと治療を拒否されることがあります。このように自分が治療を望んでも受けられないがん患者さまが「がん難民」と呼ばれているようです。このような「がん難民」が毎年32万人、累計で160万人余りいるといわれています。
がんペプチド
ペプチドとはアミノ酸が50個程結合したものをいいます。それ以上結合したものがタンパク質と呼ばれます。
樹状細胞に取り込まれたがんのタンパク質は、アミノ酸が10個程度のペプチドにまで消化されます。消化されたペプチドは細胞内でHLAと結合し、樹状細胞の細胞膜表面に運ばれ、T細胞に提示されることになります。
がんのタンパク質由来のペプチドをがんペプチドと表現しています。
がん抗原
免疫が、がん細胞を攻撃するのに目印となる重要な物質が、がん抗原です。通常、がんに存在する特有のタンパク質などががん抗原となります。
化学療法(抗がん剤)
がん(悪性腫瘍)は、正常細胞とは異なる特徴(性質)を持っていますが、化学療法はこの正常細胞とがん(悪性腫瘍)との違いの部分を利用した治療薬です。
《化学療法(抗がん剤)の歴史》
19-20世紀にかけて人類は梅毒や細菌による病気を抗生物質や免疫などで克服することに成功しました。この流れを受け1950年代に、毒ガスの一種であるナイトロジェンマスタードによる悪性リンパ腫の治療実験から化学療法が始まりました。
これが成功したため、他のがんに試されるとともに、数多くの化学療法剤(抗がん剤)が開発され現在に至っています。
さらに副作用を抑える薬剤も開発され、より多くの化学療法剤(抗がん剤)を投与できるようになってきました。
これにより、白血病や悪性リンパ腫では治癒が得られるようになってきました。
しかし一方で、数多くの固形がん(胃がん、大腸がん、肺がんなど)では、50年の歴史の上では確かに効果は格段に上昇していますが、延命への寄与はまだまだ小さいのが現状です。
《化学療法(抗がん剤)の仕組み》
抗生物質は細菌とヒトの正常細胞との違いの研究から、細菌のみを傷害する薬剤として開発されました。それでは、がん(悪性腫瘍)と正常細胞とはどこが違うのでしょうか。
実はがんとは、自分の細胞が僅かな遺伝子異常によって発生した自己の細胞なので、ほとんど違いはありません。
ですから、なかなか免疫の網にもかかりにくいのです。
ではどのような違いがあるかというと、がん(悪性腫瘍)はどんどん増殖しているという特徴を有します。
そこで、この増殖する細胞を障害することを目的に開発されたのが、化学療法剤です。ですから、増殖する細胞はがんに限らず、どのような細胞でも障害します。ところが、人の60兆個と言われる正常細胞の内、僅か0.5%の3000億個の細胞は増殖をしているのです。
これが、骨髄、消化管粘膜、毛髪などです。
化学療法剤を投与すると、当然のようにこれらも障害され、これが白血球減少、嘔吐、下痢、脱毛などの副作用につながるのです。
がん免疫療法(免疫療法)
がん免疫療法とは、人間の体に生まれつき備わっている免疫の特徴を利用したり、免疫の力を強めたりすることでがんの発症や進展を抑えようとすることを目的とした治療をいいます。
がん免疫療法には特異的免疫療法と非特異的免疫療法というものがあります。
| 特異的がん免疫療法 | がん細胞にだけ作用することを意図した治療アプローチです | 樹状細胞ワクチン療法、 がんペプチドワクチンなど |
|---|---|---|
| 非特異的がん免疫療法 | 身体全体の免疫の活性化を意図した治療アプローチです。 | 活性化リンパ球療法、 BRM療法、活性NK細胞療法など |
メトロノーム化学療法(低用量抗がん剤治療法)
セット
セットとは治療期間の単位で治療法ごとに異なります。例えばセレンクリニックの人工抗原を用いた樹状細胞ワクチン療法では、5~7回の樹状細胞ワクチンの投与を1セットとしています。
抗がん効果(抗腫瘍効果)
抗がん効果とは、がんの増殖と浸潤を抑制し、減弱させる効果のことです。
抗腫瘍効果(抗がん効果)
抗腫瘍効果とは、腫瘍の増殖と浸潤を抑制し、減弱させる効果のことです。
抗原提示細胞
抗原提示細胞とは、細菌、ウイルス、がんなどの異物の断片を自分の細胞表面上にくっつけ(これを提示といいます)、T細胞を活性化させる細胞です。
抗原提示細胞は細胞表面上に主要組織適合抗原分子(HLAといいます)を持ち、これに抗原を載せて提示します。
T細胞はHLA上に提示された抗原を認識して活性化し、引き続いてそれに対する免疫反応をおこします。
樹状細胞は、非常に強力な抗原提示細胞であり、がん樹状細胞療法はその機能を利用したがん治療法になります。
抗原
抗原とは、免疫細胞上のHLAに結合し、免疫反応を引き起こす物質です。
通常、細菌やウイルス、がんなどの異物のタンパク質などが抗原となります。
抗がん剤(化学療法)
がん(悪性腫瘍)は、正常細胞とは異なる特徴(性質)を持っていますが、化学療法はこの正常細胞とがん(悪性腫瘍)との違いの部分を利用した治療薬です。
《化学療法(抗がん剤)の歴史》
19-20世紀にかけて人類は梅毒や細菌による病気を抗生物質や免疫などで克服することに成功しました。
この流れを受け1950年代に、毒ガスの一種であるナイトロジェンマスタードによる悪性リンパ腫の治療実験から化学療法が始まりました。
これが成功したため、他のがんに試されるとともに、数多くの化学療法剤(抗がん剤)が開発され現在に至っています。さらに副作用を抑える薬剤も開発され、より多くの化学療法剤(抗がん剤)を投与できるようになってきました。
これにより、白血病や悪性リンパ腫では治癒が得られるようになってきました。
しかし一方で、数多くの固形がん(胃がん、大腸がん、肺がんなど)では、50年の歴史の上では確かに効果は格段に上昇していますが、延命への寄与はまだまだ小さいのが現状です。
《化学療法(抗がん剤)の仕組み》
抗生物質は細菌とヒトの正常細胞との違いの研究から、細菌のみを傷害する薬剤として開発されました。
それでは、がん(悪性腫瘍)と正常細胞とはどこが違うのでしょうか。実はがんとは、自分の細胞が僅かな遺伝子異常によって発生した自己の細胞なので、ほとんど違いはありません。
ですから、なかなか免疫の網にもかかりにくいのです。
ではどのような違いがあるかというと、がん(悪性腫瘍)はどんどん増殖しているという特徴を有します。
そこで、この増殖する細胞を障害することを目的に開発されたのが、化学療法剤です。
ですから、増殖する細胞はがんに限らず、どのような細胞でも障害します。ところが、人の60兆個と言われる正常細胞の内、僅か0.5%の3000億個の細胞は増殖をしているのです。これが、骨髄、消化管粘膜、毛髪などです。化学療法剤を投与すると、当然のようにこれらも障害され、これが白血球減少、嘔吐、下痢、脱毛などの副作用につながるのです。
細胞障害性T細胞(CTL: cytotoxic T lymphocyte)
細胞表面にCD8という分子を持つT細胞で、宿主(患者さま)にとって異物になる細胞(がん細胞、ウイルス感染細胞など)を認識して破壊する細胞です。キラーT細胞ともいいます。
自己がん組織
手術などで採取された自分のがん組織。
自己がん組織を利用して樹状細胞ワクチン療法を行なったり、また遺伝子診断などに応用することが可能になると考えられています。
重粒子線治療
重粒子線治療とは、放射線の一種である重粒子線をがんの部分だけ(ピンポイント)に照射してがん細胞をたたく治療です。
体内のがんの部分で線量が最大になるため、正常組織への副作用が少ないのが特徴です。
肝臓がん、肺がん、子宮がん、前立腺がん、骨軟部腫瘍などが治療対象となります。
国内では、放射線医学総合研究所(放医研)・重粒子医科学センター病院、兵庫県立粒子線医療センターの施設で治療を受けることが出来ます。
自由診療(自費診療)
「自由診療」とは、公的健康保険(健康保険証)を使わないで治療を受け、すべての治療費を自己負担することをいいます。
日本では、国民皆保険制度のもと、国民の誰もが健康保険、国民健康保険などの公的健康保険に加入していて、平等に診療が受けられる、すばらしい制度になっています。
ところが、治療法・治療薬には、公的健康保険が「使えるもの」と「使えないもの」があります。「使えないもの」には、規定範囲を超える量の器材・薬剤の使用や、最先端治療、新薬などがあげられます。
がんの治療法・治療薬の開発・研究は日進月歩で行われていますが、すでに欧米などで効果が認められた治療法や治療薬の中には、公的健康保険が「使えるもの」になるまでに長い時間がかかったり、費用が高額であることから「使えないもの」になっているものがあります。
また、公的健康保険が「使えるもの」と「使えないもの」の診療を一緒に受けることは厳しく規制(混合診療の禁止)されており、公的健康保険が「使えないもの」の診療を受ける場合には、すべての治療費を自己負担しなければならないのが現状です。
【自由診療保険『メディコム』】
公的健康保険の「使えるもの」「使えないもの」にとらわれずに、患者さまにとって、世界水準の最先端治療や最新の治療薬などをはじめ、がんを克服するために最適な治療を受けられる保険が自由診療保険『メディコム』(セコム損害保険株式会社)です。
セレンクリニックの治療も対象となっています。
※先進医療(昨年より高度先進医療から制度が引き継がれ、名称が変わりました。)
先進医療とは、先進的な医療について実績を認められた特定の施設に限って混合診療が認められる制度で、患者さまの自己負担が従来の自由診療のみに比べ軽減される制度です。
診療情報提供書(紹介状)
診療情報提供書とは、紹介状のことであり、医師が他の医師へ患者さまを紹介する場合に発行する書類です。
患者さまの個人情報ならびに症状・診断・治療など現在までの治療状況を記載しています。
大学病院など特定機能病院を受診する際、初診の患者さまは診療情報提供書(紹介状)を持っていないと追加の料金を請求されることがあります。
診療情報提供書(紹介状)は、患者さまの依頼によって作成される場合と、医師が他の病院の方が適切と考えて作成する場合がありますが、どちらの場合にも診療情報提供書(紹介状)を発行する場合には診療情報提供料という費用がかかります。
腫瘍マーカー
腫瘍マーカーとは、腫瘍細胞が産生する特異性の高い物質です。
がんでない人の血液の中にも腫瘍マーカーが見つかることがあるため、腫瘍マーカーが検出されたからといって、必ずしもがんであるとは限りません。
腫瘍マーカーのほとんどが、腫瘍細胞も正常細胞も作る物質ですが、腫瘍細胞の方が大量に産生するという物質といえます。
がんのある人では、治療の有効性や再発の有無を知るために腫瘍マーカーを利用することがあります。腫瘍マーカーの値は一般に、がんが再発すると高くなります。
一部の腫瘍マーカーは、呼吸器疾患や子宮内膜症、自己免疫疾患などの良性疾患と喫煙などの生活習慣で測定値が上昇する場合がありますので、複数の腫瘍マーカーを併用することでその欠点を補っています。
腫瘍血管
腫瘍血管とは、血管内皮細胞増殖因子 (VEGF)、肝細胞増殖因子 (HGF)、塩基性線維芽細胞増殖因子 (bFGF)など腫瘍が出す因子によって作られた血管です。
なお、正常の血管は、血管壁が3層構造になっていますが、新生された腫瘍血管は1層しかありません。
CPC(セルプロセッシングセンター)
CPCはCell Processing Centerの略で、免疫細胞療法や再生医療、あるいは遺伝子治療など、細胞を利用した医療または研究を行なうための極めて高度な施設を指します。
セレンクリニックでは、CPC(細胞加工施設)を安定的に運営するために、GMPという医薬品を製造するための厳格なルールに準拠しています。
人工抗原
人工抗原とは、主に人工的に合成した抗原、詳しくは、外部から侵入した異物やがんの様に体内で異常に変化した細胞等を指します。
がんペプチドなどがこれにあたります。
樹状細胞
樹状細胞は、皮膚や血液中などに存在する免疫細胞です。
名前のとおり、木の枝が伸びたような(樹状様)の細胞表面を持った細胞です。
樹状細胞は、がん細胞・細菌・ウイルスなど、本来、体に存在しないものを察して己の細胞の中に取り込む(食べてしまう)働きがあります。
がんをはじめとした異物を取り込んだ後、樹状細胞は活性化され、リンパ節などのリンパ組織に移動します。
リンパ組織に入った樹状細胞は、組織内で異物に対する免疫をつかさどるT細胞などに対してその異物を攻撃するように強力に指令を出します。
CTL(cytotoxic T lymphocyte ; 細胞障害性T細胞)
細胞表面にCD8という分子を持つT細胞で、宿主(患者さま)にとって異物になる細胞(がん細胞、ウイルス感染細胞など)を認識して破壊する細胞です。キラーT細胞ともいいます。
GMP(基準)
GMPとは、Good Manufacturing Practiceの略で、品質の優れた医薬品を製造するための要件をまとめたものです。薬事法に基づいて厳格な基準が設けられています。
細胞を用いた医療行為は、基本的にGMP基準を求められることはありませんが、GMPに準拠することによって、安全で質の高い免疫細胞療法が提供できるようになります。
セレンクリニックでは、公的臍帯血バンクの運営ノウハウをもとに、GMPに準拠したハイレベルな施設体制を整えています。
樹状細胞ワクチン療法
樹状細胞ワクチン療法とは、患者さまのがん細胞が持っている特徴(がん抗原)を目印として、そのがん細胞だけを狙い撃ちするような免疫力を高める最先端のがん免疫療法です。樹状細胞ワクチン療法は、活性化リンパ球療法(LAK療法)や活性NK細胞療法といった他の免疫細胞を用いた治療にはない、樹状細胞ワクチン療法だけにあるがんを狙い撃つ効果、ワクチン効果があります。
樹状細胞ワクチン療法とは、樹状細胞の働きを用い、患者さま自身の免疫でがんを攻撃する体制を作る治療法です。患者さまのがんに対する免疫のみ高めるため正常細胞を傷つけ、重度な副作用が出ることもなく、ワクチン効果も期待できます。
セルプロセッシングセンター(CPC)
セルプロセッシングセンターは、免疫細胞療法や再生医療、あるいは遺伝子治療など、細胞を利用した医療または研究を行なうための極めて高度な施設です。
セレンクリニックでは、CPC(細胞加工施設)を安定的に運営するために、GMPという医薬品を製造するための厳格なルールに準拠しています。
セカンドオピニオン
セカンドオピニオンとは、かかりつけの医師とは良好な関係を保ちながら、それとは別にご病気のことや治療について他の医師から意見を聞くことです。がんのように、治療法が日々進歩している領域では、セカンドオピニオンの必要性はより高まっていると考えられます。治療法の選択肢が多岐にわたるため、専門家でさえどのような治療法であればその患者さまにとって一番いいのか、判断に悩むこともあります。セカンドオピニオンを受けることによって、患者さまにとって、より合った治療法を見つけられる可能性があります。
成分採血(アフェレーシス)
成分採血装置を使用して血液中の特定成分だけを採血する方法です。
セレンクリニックでは免疫細胞の部分だけを採取します。
がん樹状細胞ワクチン療法では、樹状細胞を作るために単球という細胞を血液から分離するために、
アフェレーシス(成分採血)を行います。
単球
単球とは、自然免疫の中心的な役割を果たす食細胞の一つです。
この単球を、サイトカインなどを用いて培養すると樹状細胞が出来上がります。
食細胞の食とは、がんなどの異物を即座に食べてしまうということから、このような名前をつけられています。
WT1
これまでに数多くの"がん抗原"が発見されていますが、「WT1」は、がん抗原としての優先度が最も高い(*)と世界で評価されているがん抗原です。
がん抗原とは、免疫が、がん細胞を攻撃するのに目印となる重要な物質です。
(*)Cheeve MA. Clinical Cancer Research 2009
セレンクリニックでは、樹状細胞ワクチン療法にこの「WT1」の一部である「WT1ペプチド」※を用いることによって、より多くのがん患者さまに対して樹状細胞ワクチン療法を提供できるようになりました。
※セレンクリニックは、「WT1ペプチド」を細胞治療に応用する独占実施権を保有するテラ(株)から使用許諾を得ている数少ない医療機関です。
治療評価(奏功率)
治療評価はRECIST(最長径の和の変化)分類によって評価しています。
Complete Response (CR):消失
Partial Response (PR):30%以上の減少
Stable Disease(SD):PRの基準もPDの基準もみたさない
Progressive Disease (PD):20%以上の増加
転移(がんの転移)
転移とは、血液やリンパ液の流れにのって、いろいろな臓器に飛び火し(転移)、そこでまた増殖を始めることをいいます。
がん細胞は、ある程度の大きさになると、成長のために自ら血管をつくりだし、そこで栄養を得て、加速度的に成長し、転移を起こしていきます。
血液やリンパ管は全身いたるところにありますので、自ら作り出した血管やリンパ管を介して全身にばら撒かれ、そこでまた増殖を始めます。
T細胞
T細胞とは、リンパ球の一種で、細胞の表面にT細胞に特徴的なT細胞受容体を発現している細胞です。末梢血中のリンパ球の70~80%を占めます。
細胞の表面の分子としてCD4かCD8などを発現しており、CD4を発現したT細胞は他のT細胞の機能発現を誘導したりB細胞の分化成熟、抗体産生を誘導したりするヘルパーT細胞として機能します。
またCD8陽性のT細胞はウイルス感染細胞などを破壊するCTL(キラーT細胞)として機能します。その働きは細胞性免疫とも呼ばれています。
特異的免疫
特異的免疫とは、誕生時には備わっておらず、後天的に獲得される免疫です。
免疫細胞は抗原に出会うたび、それぞれの抗原ごとに最良の攻撃方法を習得・記憶するため、過去に遭遇した抗原に対して、それぞれに応じた攻撃ができるようになります。
記憶された免疫(特異的免疫)は、同じ抗原に遭遇した場合、非特異的免疫に比べて素早く反応し、また効力も高いのが特徴です。
セレンクリニックの樹状細胞ワクチン療法は、この特異的免疫を効果的に獲得する方法です。
内視鏡
内視鏡とは、体の外からは診断のつかない早期のがんや小さな病変を、患者さまの体の内側から観察または治療する医療機器です。
上部消化管内視鏡(胃カメラ)や大腸内視鏡(大腸カメラ)を使った検査は良く知られていますが、最近では手術にも盛んに応用されています。
標準治療
標準治療とは、EBM(エビデンス・ベイスド・メディスンEvidence Based Medicine)の略で、科学的な根拠に基づいた治療のことです。
具体的には大規模な臨床試験によって得られた証拠に基づいて行われる治療が標準治療となります。この標準治療も日進月歩で、日々のように変わっています。
標準治療についても新しい標準治療を知っている医師、その治療ができる医師にかかることが大事です。
セレンクリニックの提供する樹状細胞ワクチン療法は、現在、世界中でエビデンスを構築している最中の最先端がん免疫療法といえます。
樹状細胞ワクチン療法も標準治療の1つとなって、ひとりでも多くの患者さまが受けられるようになることが望まれます。
標準作業手順書(SOP)
標準作業手順書(SOP: Standard Operating Procedure)とは、細胞の品質保持のため、ひとつひとつの作業工程や施設管理方法などを順序だてて文書に落とし込んだものです。
非特異的免疫
非特異的免疫(自然免疫)とは、生来備わった免疫であり、病原微生物などの異物の進入を防ぐ第一線の防御機構として働く免疫です。
基本的にどのような微生物に対しても一様に防御効果を示し、特定の微生物に対してのみ防御し、ほかの微生物は無視するというようなことはしません。
B細胞
B細胞は、抗体を産生し、それによって直接病原体を失活させたり、病原体を攻撃する目印にしたりして、結果として失活させる細胞です。
その働きは液性免疫とも呼ばれています。
BRM(免疫機能補助)療法
BRMとはBiological Response Modifiersの頭文字をとったものです。
直訳すると生体応答調節剤となります。
BRMは免疫系をはじめとして、体全体の働きを調節することにより、治療効果を得ようとする治療です。
つまり、がんを治そうとする患者さま自身のもつ免疫力を手助けし、強めるものです。
BRMは単独で行われるよりも、むしろ免疫が低下してしまう外科療法(手術)や放射線、化学療法(抗がん剤)などと併用することで、その治療効果を期待します。
<セレンクリニックにおけるBRM>
セレンクリニックでは、樹状細胞ワクチン療法の効果をさらに高めるためにBRMを使用しております。
BRMは、主にマクロファージやT細胞、NK細胞などの免疫系細胞の機能を増強しからだ全体の、免疫機能を回復すると考えられています。したがってBRMは単独で行われるよりも、外科療法(手術)や放射線、化学療法(抗がん剤)などと併用することによって、患者さまの防御能力が低下するのを予防したり、より高めることを目的に行われます。
BRMの効果
一部のがんで有効性が認められています。
フローサイトメトリー
細胞の性質を測定すること。細胞療法には必須の検査です。
フローサイトメーターという機器を使用して、細胞1個1個の大きさや形状、内部構造の違い、細胞の同定や細胞群を構成する種々の細胞の存在比を短時間で解析します。
セレンクリニックの樹状細胞ワクチン療法においても、患者さまに投与する免疫細胞に対して、フローサイトメトリーにより品質を確認しています。
PET-CT
PET-CTは、その名のとおりPET(陽電子放射断層撮影装置)とCT(コンピュータ断層撮影装置)が合体した装置です。
PETはおもに機能的な情報を、CTは形や大きさといった形態的な情報を画像化します。
PET-CTの最大の利点は、同時にPET画像とCT画像の重ね合わせ、画像(融合画像)の撮影ができることです。
PET-CTでは2つの画像の重ね合わせの実現により、がんや転移巣をその臓器と同時に表示することが可能となり、診断精度が飛躍的に向上しました。
さらにPETとCTが一度の検査ですむことで、患者さまの負担も軽減されます。
ペプチド
アミノ酸が50個程結合したものをいいます。
それ以上結合したものがタンパク質と呼ばれます。
樹状細胞に貪食(取り込まれた)されたがんのタンパク質は、アミノ酸が10個程度(ペプチド)にまで消化されます。
消化されたペプチドは細胞内でHLAと結合し、樹状細胞の細胞膜表面に運ばれ、T細胞に提示されることになります。
樹状細胞ワクチン療法では、樹状細胞の細胞膜上にがんのペプチドとHLAが結合した分子が提示されている状態で患者さまに投与されます。
樹状細胞によって提示されたがんのペプチドを認識したT細胞のみが、増殖し活性化します。
このT細胞によってがん細胞への攻撃が行われます。
ペプチドなどを用いた人工抗原樹状細胞ワクチン療法は、がん特有の抗原(ペプチドを人工的に合成したもの)を樹状細胞に与えてから、ワクチンを作製し、これを体内に投与する方法です。
なお、人工抗原樹状細胞ワクチン療法は、患者さまのがんの抗原と人工抗原とが合致する必要があるため、患者さまのHLAの型によっては実施できない場合があります。
保険診療
「保険診療」とは、健康保険法、国民健康保険法、老人保健法などで規定された範囲内で保険医療機関において行う診療行為をいいます。
診療にかかった患者さまの医療費はそれぞれ加入している公的健康保険(国民保険、社会保険など)からその医療機関に支払われるシステムになっています。
このため、保険診療を受ける限りは、どこの保険医療機関に行っても、気軽に同じ金額で、同じ診療を受けられるという安心があります。
しかし、一方では保険診療には「保険が利く範囲」があります。当然、より良い治療を追求する場合は、保険の範疇を超えてしまう場合があります。その場合は自由診療(自費診療)でまかなわなければなりません。
ホスピス
ホスピスとは、がんやAIDSにより治癒が難しくなった患者さまを対象に看取りを含むターミナルケア/緩和ケアを提供する病院施設またはケアプログラムをいいます。
また在宅でターミナルケア/緩和ケアを行なう在宅ホスピスも積極的に行われるようになってきています。
ケアにかかる費用は健康保険が適用され、高額医療制度も受けられます。
2004年から進められている「第3次対がん10カ年総合戦略」や、2007年4月施行の「がん対策基本法」によって、全国に多くの緩和ケア環境の整備が行なわれています。
それに伴ってホスピス病院や在宅ホスピスも今後充実してくると思われます。
東京近郊におけるターミナルケア/緩和ケアを提供するホスピス病院および在宅ホスピスについては下記をご参照ください。
【東京近郊のホスピス病院および在宅ホスピスについて】
・救世軍清瀬病院
〒204-0023 東京都清瀬市竹丘 1-17-9
TEL0424-91-1411 FAX0424-91-3900
・上尾甦生病院
〒362-0051 埼玉県上尾市地頭方 421-1
TEL048-781-1101 FAX048-781-1251
・国立がんセンター東病院
〒277-8577 千葉県柏市柏の葉 6-5-1
・ピースハウス病院
〒259-0151 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1000-1
TEL0465-81-8900 FAX0465-81-5520
・聖ヨハネ会桜町病院
〒184-8511 東京都小金井市桜町 1-2-20
TEL0423-88-2888 FAX0423-88-2188
・横浜甦生病院
〒246-0031 横浜市瀬谷区瀬谷 4-30-15
TEL045-301-0533 FAX045-303-5736
・独立行政法人国立病院機構東京病院
〒204-0023 東京都清瀬市竹丘3-1-1
TEL0424-91-2111 FAX0424-94-2168
・聖ケ丘病院
〒206-0021 東京都多摩市連光寺2-37-11
TEL0423-38-8111 FAX0423-38-8118
・東京衛生病院
〒167-8507 東京都杉並区天沼3-17-3
TEL03-3392-6151 FAX03-3220-1308
・信愛病院
〒204-0024 東京都清瀬市梅園2-5-9
TEL0424-91-3211 FAX0424-91-3214
・聖路加国際病院
〒104-8560 東京都中央区明石町9-1
TEL03-3541-5151 FAX03-3544-0649
・賛育会病院
〒130-0012 東京都墨田区太平3-20-2
TEL03-3622-7682 FAX03-3622-7682
・衣笠病院
〒238-8588 神奈川県横須賀市小矢部2-23-1
TEL0468-52-1182 FAX0468-54-0232
・川崎市立井田病院
〒211-0035 神奈川県川崎市中原区井田2-27-1
TEL044-766-2188 FAX044-788-0231
・埼玉県立がんセンター
〒362-0806 埼玉県北足立郡伊奈町大字小室818
TEL048-722-1111 FAX048-722-1129
・川崎社会保険病院
〒210-0822 神奈川県川崎市川崎区田町2-9-1
TEL044-288-2601 FAX044-299-1138
・国保旭中央病院
〒289-2511 千葉県旭市イの1326
TEL0479-63-8111 FAX0479-63-8580
・東京都立豊島病院
〒173-0015 東京都板橋区栄町33-1
TEL 03-5375-1234 FAX 03-5944-3506
・山王病院
〒263-0002 千葉市稲毛区山王町66-2
TEL043-421-2221 FAX043-421-3072
・日本赤十字医療センター
〒150-8935 東京都渋谷区広尾4-1-22
TEL03-3400-1311 FAX03-3409-1604
・永寿総合病院
〒111-8656 東京都台東区元浅草2-11-7
TEL03-3833-8381 FAX03-3831-9488
・日の出ケ丘病院
〒190-0181 東京都西多摩郡日出町大久野310
TEL042-597-0811 FAX042-597-2110
・NTT東日本関東病院
〒141-8625 東京都品川区東五反田5-9-22
TEL03-3448-6100 FAX03-3448-6098
・昭和大学横浜市北部病院
〒224-8503 横浜市都筑区茅ヶ崎中央35-1
TEL045-949-7000 FAX045-949-7927
・みなと医療生協協立総合病院
〒456-8611 名古屋市熱田区五番町4-33
TEL052-654-2211 FAX052-651-7210
・神奈川県立がんセンター
〒241-0815 横浜市旭区中尾1-1-2
TEL045-391-5761 FAX045-361-4692
・千葉県がんセンター
〒260-8717 千葉市中央区仁戸名町666-2
TEL 043-264-5431 FAX 043-262-8680
・救世軍ブース記念病院
〒166-0012 東京都杉並区和田1-40-5
TEL 03-3381-7236 FAX 03-5385-0730
・立正佼成会附属佼成病院
〒164-8617 東京都中野区弥生町5-25-15
TEL 03-3383-1281 FAX 03-3382-8972
・東京厚生年金病院
〒162-8543 東京都新宿区津久戸町5-1
TEL 03-3269-8111 FAX 03-3260-7840
・木村病院
〒146-0083 東京都大田区千鳥2-39-10
TEL 03-3758-2671 FAX 03-3758-2664
放射線療法(放射線治療)
放射線療法は、放射線が持つ電離作用を利用して、悪性腫瘍を制御する治療法です。
放射線という言葉を聞くと、恐ろしいものと考えられがちですが、最新の放射線治療装置では、がんの部位以外にはほとんど放射線があたらないタイプのものもあります。
最新の放射線治療装置の特徴は、コンピュータ制御によってミクロの単位でがんを破壊する「がんのモニタリング装置」が装備されている点です。
非常に小さながんでも、極細のペンシルビームによる照射とリアルタイムでの位置認識システムによって患者さまの動きを敏感に捉えながら治療することが可能となっています。
また、従来のX線、γ線、電子線を使った放射線治療のみでは制御が困難である悪性黒色腫、骨肉腫、肝がんなどの治療に有効であると期待されているのが、サイクロトロンやシンクロトロンという粒子加速器を用いる高エネルギー陽子線および高エネルギー炭素線による粒子線治療(重粒子線治療)です。
こうした放射線治療は免疫力を下げにくい特徴があるため、セレンクリニックの樹状細胞ワクチン療法との相性が良いことが分かってきています。
無血清培養
ヒトや動物由来の血清を使用しない培養方法。
ウイルスなど既知あるいは未知の病原体の二次感染を防止できます。
ヒトの細胞の培養において無血清での細胞培養は技術的なハードルが高いのですが、細胞療法の場合、生きている細胞を利用するため殺菌や消毒ができません。
したがって感染症の可能性を避けるために、安全第一の観点から無血清培養が必要にあります。
免疫
人間には生まれつき免疫とよばれる働きが備わっており、体の中に侵入した細菌やウイルスを、体の中から取り除く働きがあります。
予防注射もこの原理を応用したもので、例えば「はしか」の予防注射を行って免疫をつけると「はしか」のウイルスは体の中に入ってこられなくなります(排除されます)。
体の免疫は、がんができたり転移したりすることとも密接な関係があります。
体の免疫力が低下した状態、たとえば後天性の免疫不全症候群(エイズ)や臓器移植の時に投与される薬によって生じる、免疫の抑制された状態では、がんができやすくなることが知られています。
がんは通常、手術や抗がん剤、放射線で取り除こうとするのが一般的ですが、近年はこれとは別に、人間の体に生まれつき備わっている免疫の力を利用したり、免疫の力を強めたりすることでがんの発症や進展を抑えようとすることが試みられています。
これががん免疫療法と呼ばれているものです。
免疫療法
○特異的がん免疫療法
※特異的免疫(獲得免疫)を利用した免疫療法です。
主な治療法
樹状細胞ワクチン療法、がんペプチドワクチンなど
○非特異的がん免疫療法
※非特異的免疫(自然免疫)を利用した免疫療法です。
主な治療法
活性化リンパ球療法、BRM療法、活性NK細胞療法
免疫細胞療法
がんは通常、手術や抗がん剤、放射線療法で取り除くのが一般的ですが、近年はこれとは別に、がん細胞を攻撃する機能を持つ免疫細胞を体外に取り出し、専門の培養施設で加工・処理することで大量に数を増やし、機能を付加した上で再び体内に戻すことでがんの発症や進行を抑える治療が試みられています。
これが免疫細胞療法と呼ばれている治療です。
陽子線治療
陽子線治療は、がんの部分だけ(ピンポイント)に照射してがん細胞を攻撃するので、正常組織を傷めない治療です。
外科手術に劣らない治癒率であることから期待されているがん治療の一つです。
これまでのX線治療では、病巣に向けて照射されたX線は、体の表面近くで放射線量が最も高く、体の深くにあるがん病巣に近づくにつれて、その量は減少していきます。
そのために、がん細胞への効果は薄くなり、しかも周辺の正常組織を傷めるために副作用を起こすことになますが、陽子線の場合、X線と比べて、ターゲットへより正確にエネルギーを運ぶことができるという特徴があります。
ライセート
セレンクリニックでいうライセートは、腫瘍(しゅよう)ライセートを略したもので、腫瘍溶解液を意味します。
腫瘍溶解液とは、がん組織(がん細胞)を人工的に溶かした液をいいます。これを樹状細胞に取り込ませることによって、そのがんに対する免疫反応を起こさせるようにします。
ラジオ波
ラジオ波治療は、鉛筆の芯くらいの太さのラジオ波電流を発生する針をCTや超音波の画像を見ながら腫瘍のなかに挿入し、電流を流して腫瘍を焼灼する方法です。
原理的には、電子レンジで火がないのに料理が暖まるのと同じで、ラジオ波により腫瘍内のイオンが振動運動を起こして熱が生じます。
がん細胞は熱に弱く、50~100度の熱が加わると細胞は死滅します。
針を刺すだけですので、外科的治療法に比べて患者さまの負担は少ないため、悪性腫瘍に対する新しいがん治療選択肢といえます。
ラジオ波療法は肝臓をはじめとして肺、頭頸部、気管、骨軟部などのがん治療にも応用され始めており、その有効性が報告されつつあります。
リンパ節
全身をめぐるリンパ管のところどころに、まるで関所のように陣取っているのがリンパ節です。
樹状細胞はリンパ管を通ってリンパ節に達し、そこで体の中の免疫を強力に活性化させます。
リンパ球
リンパ球は、白血球の一種で、大別して「T細胞」「B細胞」に分けられ、NK細胞などの自然免疫反応をかいくぐってきた異物(がんなど)に対して、より直接的な免疫反応(特異的免疫反応)を起こします。
胸腺で分化成熟したリンパ球はT細胞と呼ばれ、骨髄の中で分化成熟するのがB細胞です。
レントゲン
レントゲンとは、X線を用いて体内の様子を調べる画像検査です。
ワクチン療法
正常細胞にはなく(またはほとんどない)、がん細胞に特異的に存在する抗原(がん抗原)があることが明らかとなってきました。
現在までに多くのがん抗原が見つかっていています。
そのがん抗原を用いた治療がワクチン療法です。
具体的にはがん抗原(がんのペプチド)に免疫反応を増強させる補助物質を混ぜて、皮下に注射するという方法です。
ワクチン
ワクチンとは、生体が本来持っている異物に対し反応する体の仕組みを利用た薬剤のことです。
つまり、感染症をはじめとしたさまざまな異物に対して、あらかじめ「免疫力」あるいは「免疫記憶」を作らせておく薬剤のことをいいます。
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